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日本人の価値観・世界ランキング 高橋徹著

世界各国での同一の質問結果に対する分析から、国民性を見つけよう、というのが趣旨。中公新書のラクレというシリーズの一冊。定価は760円です。

「へぇ」的な点としては、「親は子供の犠牲になるのも止むを得ない」というのが73カ国中日本が72位である点。家族主義的な日本と個人主義的な欧米というステレオタイプは幻なのかもしれない。話の種になりそうな項目は他にも有るが、ちょっと見方を変えると、「こんなデータからこんな結論を引き出すことができるのだ」という点も面白かった。

先程の「子供の犠牲」の項目でも、「『犠牲』の度合いが各国で違うために生じたデータであり、実際には統計上の数値ほど違いはないのではないか、と指摘する。即ち、日本では大学卒業まで親が面倒を見るなど、「犠牲」の度外が高く、米国などでは「犠牲」の内容が日本ほど濃くないため、犠牲を払ってもよいと考える人が米国のほうが多かったという統計データになったのではないか、と唱える。

本書を読んでいると、データの解釈は多面的に行えるのであると改めて感じた。

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