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2009年6月28日
あなたが年収1000万円稼げない理由 田中 和彦著
冒頭にあるように、本書を読めば1000万円が稼げるわけでもないし、また「1000万円」という数字に深い意味があるわけでもない。
ハイパフォーマーとなるための考え方が書いてある本である。以下、抜粋。
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2009年5月20日
日本のブルーオーシャン戦略 その3
前のエントリに引き続き、ブルーオーシャン戦略に必要となるツール(考え方、手法)概要を俯瞰する。主に日本のブルーオーシャン戦略の図表を引用している。
バリューイノベーションでの特徴となる考え方は、以下の3つ。
- フォーアクションフレームワークで、価値を高めながらコストを低減させる。。
Q1.除去(Eliminate):業界常識である製品・サービスから取り除くものは何か?
Q2.減少(Reduce):業界標準に比べ、減らすものは何か?
Q3.増加(Raise):業界標準に比べ、大胆に増やすものは何か?
Q4,創造(Create):業界に無かった新たに創造すべきものは何か?
- 6つのパスで市場の境界を引きなおす。
- パス1:オルタナティブな産業。 買い手視点での代替価値を考える。形態が異なるが機能が同じ「代替品」より差異度が高く、顧客の価値を満足させるもの。例:レストランと映画館(機能は違うが、いずれもデートスポット)
- パス2:戦略グループ。業界内の他の戦略グループに学ぶ。
- パス3:購買者グループ。購買者は一様ではなく、複数の段階に分かれる(chain of buyers)。購買担当者・使用者・経理担当者など。また一社でとどまらない。
- パス4:併用される補完製品やサービスを見渡す。
- パス5:機能や感性の方向性を変える。感性産業だった理容室を、機能産業に変えたQBハウスなど。時計をファッションに変えたSwatchなど。
- パス6:事業にインパクトを与え、かつある程度予測可能な「将来」を見通す。
- パス1:オルタナティブな産業。 買い手視点での代替価値を考える。形態が異なるが機能が同じ「代替品」より差異度が高く、顧客の価値を満足させるもの。例:レストランと映画館(機能は違うが、いずれもデートスポット)
- ノンカスタマーの3つのグループに着目する。
1. Soon to be. 今は使っているかもしれないが、良いものがあれば移行する。
2. Refusing.比較検討の結果、積極的に購買しないことを決めたグループ。
3. Unexplored.検討もしたことが無いグループ。
可能な限り、3種のグループの共通項を見つける。
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2009年5月19日
日本のブルーオーシャン戦略 その2
前のエントリに引き続き、ブルーオーシャン戦略の概要を俯瞰する。主に日本のブルーオーシャン戦略の図表を引用している。- Permalink
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2009年5月18日
日本のブルーオーシャン戦略 安部義彦他著
有名な「ブルーオーシャン戦略」を、日本向けに解説した書。欧米では「レッドオーシャン」での戦い方はMBAホルダの常識であるため、原著ではあまり述べていない。一方、著者は、日本では、まず「レッドオーシャン」の考え方を理解しないとブルーオーシャン戦略がわかりにくいという。
本書では、まずレッドオーシャン戦略と対比しながらブルーオーシャン戦略の全体像を見せ、その後ブルーオーシャン戦略の実現に必要となるツール(考え方)を説明している。
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2009年5月 7日
企業変革のマネジメント 一條和生著
NTTデータが「企業変革」を行った際のノンフィクションをまとめた一冊。
「ビジョンを作る」というフェーズから社員が参画してまとめている。通常はビジョンは(時の)経営層が決める場合が多いが、NTTデータの場合は変革に時間の余裕があったことおよび変革への巻き込みを行うという点から、社員参画型となった。
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2009年5月 6日
なぜ社員はやる気をなくしているのか 柴田 昌治著
「リーダーシップ」の必要性を説いた本は多いが、本書は「スポンサーシップ」が必要と言う。
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2009年5月 1日
コア事業進化論 クリス・ズック著
戦略コンサルファームのベインアンドカンパニーの著者が、コア事業を再構築させるための手法を説いている。原題は「Unstoppable: Finding Hidden Assets To Renew the Core and Fuel Profitable Growth」。趣旨は副題のとおり、「隠れた資産で事業改革する」というものだ。
和訳はベインの日本チームが担当している。山本真司さんの名前がクレジットされているが、彼は以前読んだ「40歳からの仕事術」を著したときはATカーニーのVPだった。コンサル業界は人材流動性が高い。
以下、気付いた点のメモ。
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2009年4月16日
イノベーション思考法 黒川清著
イノベーション「思考法」と言う題名だが、how-toモノではなく、心がけを述べている。但し、イノベーティブな人の行動分析や、なぜイノベーションが必要なのかの分析などが半分くらいを占める。残りも感心する点もあるが、やや散漫か。本書の目次を見て読むかどうか決めても良いかも。
但し、「志がないとイノベーションは起きない」という点には同意。
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2009年4月11日
アイデアパーソン入門 加藤昌治著
プロフェッショナルなアイデアパーソンを目指す人に、その練習方法を教えてくれる本。
「考具」は考えるためのツールを紹介し、「アイデア会議」はチームでアイデアを創出するhow toに触れた。本書は、各人がアイデアを生むための過程を紹介している。
なお、著者が、biz.IDで一部の内容を公開しています。本を読もうかな?と迷ったら、まず目を通してみてください。
以下、私の「ぶつかり」(ぶつかり、とは、本書をご覧ください)。
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2008年7月26日
会社は頭から腐る 冨山和彦著
元産業再生機構COOの著者。BCGからコンサル会社CDIを興し、産業再生機構のCOOを務めた。
「エリート」の著者が種種の会社を見た結果、日本の強さは「現場」だと言い切る。
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2008年7月15日
ビジネス脳はどうつくるか 今北純一著
以前に「ミッション」と言う本を読んだが(簡単な感想はこちら)、その著者が自分の思いをぶつけた本とも言える。事実、あとがきによれば、鮨屋での熱い想いの話からこの本は生まれたらしい。
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ブレインライティング 高橋誠著
「ブレインライティング」による発想法の本。ブレインライティング自体の説明と、それに必要な発想法及び収束法の説明に分かれている。
ブレインライティングは、一言で言うと「筆記版のブレスト」である。6・3・5法とも言われ、「6」人で、1ラウンドに「3」つアイデアを出し、1ラウンドは「5」分間で終了させるものである。3行×6列のシートを6人で回しながら、各マスにアイデアを書いていく。1ラウンドが終わると、前の人が書いた3つのアイデアの下に次のアイデアを3つ書き足していく。
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2008年7月10日
絶妙な「仮説力」をつける技術 馬場 了著
発想型の仮説立案ステップの解説書。手順とtipsが記載されている。仮説検証後の広がりを持たせるために「2軸で4つの仮説を作れ」はユニーク。
B2C用を想定しているが、B2Bでも応用が可能だ。但し、顧客の業務フローや困りごとを想定する必要があるが。
以下、気づいた点を列挙。
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2008年7月 8日
仕事に役立つインテリジェンス 北岡 元著
著者は、外務省他でインテリジェンス=情報分析に従事した方。なので、実例もフィクションではあるが生々しい。
以下、気づいた点から。
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2008年7月 7日
説明上手になれる「らくがき」の技術
A guide to drawing out ideasの和訳本。著者は絵を使ったファシリテーション会社の創設者であり、「絵ことば」の普及に努めている。そのため、「書く行為」よりも、書く「絵」自体に重点が置かれている。
コンピュータのクリップアート集に掲載されている絵を、自分で書くための技法の紹介である。文中にも種種の絵が掲載されており、かつ書く順序、気をつけるポイントなど、実際に書く時の勘所も丁寧に解説しているのでわかりやすい。
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2008年7月 5日
ダメな自分を救う本
「自分はダメ」と思っていることは、理想の自分像を持っていて、そのギャップに悩んでいるということである。そのため、「理想の自分を実現できる」と言うことを潜在意識に植え付けてやれば、それが実現できるようになる。
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2008年7月 1日
一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング 石井 裕之著
コールドリーディングの第一人者(?)の著者が、コールドリーディングの原理とその手口を説明している。
コールドリーディングとは、何も前提が無い状態から相手の情報を読み取る技術である。自身が情報を提供していると思わせずに情報を入手することにより、あたかも相手のことを知っている(見通している)ようにみせてしまう。これにより、相手が自分を全面的に信頼するようになる。
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2008年6月23日
企画力!ビジネスプロデューサになる50の方法 横山征次著
ビジネスプロデューサとは、新しい価値観をもって事業を創り出す人々を指す。
本書は、著者が2003年に多摩大学で開いた「ビジネスプロデューサ講座」を基にしている。同講座では13人の現役ビジネスプロデューサが講演し、ビジネスプロデューサの心得を話したようだ。
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2008年6月21日
ビジネスマンのための発見力養成講座 小宮一慶著
経営コンサルである著者が、他人に先んじて「発見」するためのコツを記した本。
講演を多数行っている著者らしく、講演を聞いているような感覚で読み進められる。
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2008年6月19日
5%の人を動かせば仕事はうまくいく 長谷川和廣著
著者は経営コンサル。ニコン・エシロールの前社長として、赤字を1年で黒字転換させた。
人を動かすためのtipsが満載である。著者が「はじめに」で触れているように、ビジネス心理術が50個以上掲載されている。
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2008年6月18日
デジタルハック 舘神 龍彦著
少し前に流行った「ハック」本。言葉は新しいが、「効率的に仕事を進めるためのIT系のtips」だ。
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2008年6月16日
アメーバ経営 稲盛 和夫著
京セラの創始者であり、京都財界の重鎮である著者が、京セラの骨格を成す「アメーバ」について述べた本。
本書の前半は、アメーバについて述べている。
「アメーバ」とは、数値管理ができる小集団を意味する。営業や製造という大括りではなく、「A部品の加工」や「B材料の購入」というレベルでの小集団である。京セラでは、アメーバ単位に収益を管理している。
後半は、アメーバを使った具体的な管理方法を、主に工場での計数方法について述べている。
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2008年6月14日
結局「仕組み」を作った人が勝っている
「仕組み」とは、労少なくしてもうかるシステムのこと。良く、「ちゃりんちゃりん入る商売」等という言葉を使うが、本書が目指すのはそれである。
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2008年6月13日
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 山田 真哉著
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉の対となる本。著者は、両方読んで完結する、と言います。本書タイトルや、当初から<上>としているあたりは、すばらしいマーケティングだと思います。
前著は数字の話に終始しましたが、本書は「ビジネスは数字だけではない」と言うことを述べています。例えば、投資対効果という数字で考えれば、食い逃げに対してバイトを雇うのは意味が無いのですが、店の評判などの定性的効果も考慮すべきだと本書は訴えています。
他にも、企業の成長のための予算であるはずにもかかわらずそれに縛られてしまうという本末転倒の例などもあり、誤った数字至上主義に警告している本です。
ただ、ストーリー仕立てにしたために、若干冗長という印象を受けました。もうすこしあっさりしても良かったのではないかと思います。
| 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書) | |
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2008年6月12日
食い逃げされてもバイトは雇うな 山田 真哉著
大ヒットとなった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者の本。タイトルが絶妙です。
内容は、数字の威力や投資対効果の定量評価、さらには会計諸表の解釈の仕方など、読み進むにつれて高度になっていきます。タイトルでもある「バイトは雇うな」については中頃で述べています。
特売がなぜ398円なのか、とか、東海道新幹線の00分発は、なぜ新大阪行きが多いのかなども、本書を読めば判ると思います。
心理学から会計学までの幅広い分野で、数字に親近感が沸く一冊です。
著者も述べていますが、「一時間で読める本」です。時間のあるときに、薀蓄を語るためにどうぞ。
| 食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 | |
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2008年6月11日
アタマで話す技術 八幡 紕芦史著
難しいタイトルの本である。内容が難しいのではなく、どのように捉えるべきか、が難しい。
内容はプレゼンのtips(3つにまとめる、結論から話す等)だったり、モチベーション向上のtipsだったりと、さまざまである。それぞれの観点では、基本的には同意はする。だが、本としてのまとまりは、若干欠けるような気がする。
「MECE」という言葉がある。「もれなくダブり無く」という意味である。交渉ごとのtipsをMECEでまとめるのは非常に難しいとは思うが、本書に、「これさえ理解すればどんな交渉もOK!」のような全体感があれば、より判りやすくなると感じた。
| アタマで話す技術 | |
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2008年6月 9日
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? 枝廣 淳子+小田 理一郎 (著)
表題を読んで興味を引かれた。副題にある「小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方」が良く内容を表している。
「システム思考」とは、物事の因果関係を明快にする思考である。それを表現する方法として、「ループ図」をふんだんに活用している。これは、複数の因果関係はループしている場合が多いからである。
ループ図を描いた後には、対策をすべきポイントを選定する。それには、ループを壊す(もしくはループを加速する)最適な点を見つけて対処する。
著者らはチェンジエージェント社(http://www.change-agent.jp/)の役員である。同社のサイトに、ループ図の具体例がいくつか載っているので、こちらを見るとイメージが湧くだろう。
私が受講したグロービスのクリティカルシンキングでは、Day6でループ図を使って課題解決を行った。その際に、非常に判りやすかった印象がある。複雑な関係をまず図示して明確化し、その後対処を考えるという手順は汎用的であり、かつ「ループ図」はそれに適したツールだと思った。
| なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方 | |
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2007年11月10日
日経キーワード重要500 2009年度版
日本経済や金融、社会などの21個のトレンドに対して、各々のキーワードを列挙して解説している。索引は、キーワードを五十音順に並べている。「CAD景気」や「うちエコ」など、あまり聞いたことが無い語句も並んでいた。
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2007年11月 8日
その前提が間違いです。 清水勝彦著
論理思考力の強化の必要性については言を待たない。本書では、論理展開の開始点である「前提」について、再点検する必要があることを述べている。
本書は3つの章から構成されている。各章とも、「問題→起点(前提)→解決案」という流れに対して、同じ問題でも前提を変えると解決案が変わることを数個の具体例で示している。
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2007年10月 9日
時間が2倍になる超手帳の技術 日本タイムマネジメント普及協会
効率的に時間を使うための手帳活用法のノウハウ本。特定の手帳のPR本かとおもいきや、そうではなかった。一番最後に、タイム/システムの手帳を推奨しているが、本書はそれにとらわれるものではない。
時間の使い方の本はいろいろあるが、thikが考えるに、以下の3つに集約されると思う。
- すべきことをリストアップする
- それらを優先付けする
- 優先度順に作業時間(or作業依頼者)を割り振る
これらを効率よく進めるためのフォームや考え方を本書で紹介している。
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2007年9月20日
伸びない市場で稼ぐ!
原題はHow to grow when markets don't。「ザ・プロフィット」を書いたスラウォツキーの著である。利益モデルを23パターンに分類した同書は、目新しさは無かったものの、MECE的な確認には便利だった(今はもっとパターンを増やして考える必要があるだろう)。
本書では、「成熟した製品は、それ自体の改良では大きく儲ける事が出来ない。そのため、著者は2つの手段を講じるべき」、と説く。
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2007年9月15日
ファシリテーション・グラフィック 議論を「見える化」する技法
結果を出す議論を行うためには「見える化」がとても重要である。単なるホワイトボードの書き方、といってしまえばそれまでだが、常に参加者の注目を集めるホワイトボードにどのように記すかによって、会議の成否が決まるといっても大げさではない。
本書は必要な道具(付箋、太い筆記具など)の列挙から板書の仕方(アンダーラインの引き方、レイアウトの方法など)を具体的に、かつ豊富に例示している。
議論の進行とグラフィッカー(板書を行う人)の頭の中と、ホワイトボードに書いてある内容の3セットで、擬似会議を進行させている章も面白い。実際に「うまく板書ができる人は、こんなことを考えているんだ」というのが非常に参考になる。
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2007年8月28日
アマゾンのロングテールは、二度笑う 鈴木貴博著
副題は、「『50年勝ち残る会社』をつくる8つの戦略」。題名にあるアマゾンの話は、8つの戦略の1つである。副題の方が内容に即しているが、キャッチーなタイトルとして表題を選んだのだろう。
本書の最も伝えたいメッセージは、「自分の有利な土俵で戦う。あわよくば、戦わない。そして、土俵の選び方が、最重要な戦略である。土俵を決めたら、徹底的に集中する」という点である。
著者が前書きで書かれているように、「休日にさらりと読める戦略本」である。そして、章題に象徴されるように、身近な具体例で判りやすく戦略を解説している。
以下、一部引用&要約。
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2007年8月24日
最新ビジネス戦略手法がよ~くわかる本 藤井智比佐著
見開きで、「バリューチェーン」や「SCM」という、事業を行う上での考え方を簡単に網羅している。2005年12月に発刊された為、比較的新しい「ブルーオーシャン戦略」なども記載がある。
ただ、各々の考え方(フレームワーク)は、それらが一冊の本になるくらい奥が深い。そのため、本書の2ページでは言い表せていないことがかなりある。そのために、巻末には参考文献が各考え方に対して1冊づつ記載されている。本書を読んで興味を持ったものについては、詳細を読んでください、ということだろう。
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2007年8月21日
シャドーワーク 一條 和生 徳岡 晃一郎著
「シャドーワーク」とは、公式の組織で規定された権限や役割などにない、自主的な意思で行う活動である。予定調和で進まない現在において、イノベーションの源泉となる活動だろう。
本書は、日産、リコー、シマノなど複数企業でのシャドーワークの実例をあげて、企画型事業を生み出す場合にシャドーワークの有用性を説いている。
また、シャドーワークを実行するに当たっての「6つのカベ」を列挙し、その対策を記載しているのも面白い。ちなみに6つのカベとは
- 上司のカベ
- 組織のカベ
- 文化のカベ
- バカのカベ
- 技術のカベ
- 人事のカベ
常に成長したいのは企業または個人の普遍の願いであり、そのためには過去の経験に基づくルーチンワークだけでなく、不確実が伴うことを手掛けることが大切だと思う。
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2007年8月17日
「技術者力」の高め方 水島温夫著
「技術者力」と言うタイトルを見ると技術習得方法の本かと思うが、全く違う。だが、中身は「技術者よ、5つのスキルを磨いて、収益力のある事業を手掛けなさい」というものである。5つのスキルとは、
- 戦略構築力
- 反射行動力
- 擦り合わせ力、組み合わせ力
- 「場」力
- 「塊」力
これらと、著者が提唱している「戦略ビジネスプラットフォーム」(技術レベルと顧客価値観の2軸)とを組み合わせて考えることにより、日本企業の勝ちパターンを構成できる。
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2007年8月 8日
「新規事業」はどうすれば育つのか 吉井信隆著
新規事業を立ち上げたい人向け、というよりも、新規事業を育てたい人向けの内容。著者は、リクルート在籍後インキュベーション(事業孵化)を行うインターウォーズを設立した。
本書では、「出島」構想など同社の宣伝も一部はあるものの、一般論として「新規事業を育成するにはどういう仕組みが必要か」について概説している。目次も充実しているので、それだけでも目を通すと著者の主張の概略をつかむことが出来る。
本文では、新規事業応募シート、事業のスクリーニング基準、事業開発のフェイスシート、事業家の際のチェックリストなど、同社が使用していると思われるツールも具体的に記載されており、参考になる。
以下、目に留まった点から抜き出し。
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2007年7月10日
「壊れ窓理論」の経営学 マイケル・レヴィン著
「少しの綻びが大きな犯罪を呼ぶ」という「壊れ窓理論」。ニューヨークの凶悪犯罪を一掃するために、地下鉄の落書きを許さない活動から着手して大きな成果をあげた。
「壊れ窓理論」をビジネスに応用して、ほんの些細な問題から顧客を失っていくことになることを本書は示している。
ハードカバーだが、200ページ程度なので気軽に読める。具体例も豊富にあり、一つ一つが共感できるのだが、「それが必要十分条件か?」という疑問は残った。
確かに、細かいところまで気を配る必要はあるとは思うが、それで事業が好転するか、というと、他にも考えるべき点はあるのではないか、と思う。
| 「壊れ窓理論」の経営学 犯罪学が解き明かすビジネスの黄金律 | |
![]() | M・レヴィン 佐藤 桂 おすすめ平均 ![]() タイトルに惑わされるな ありがちな一冊。 壊れ窓理論ではないと思う 標題に釣られて。。。Amazonで詳しく見るby G-Tools |
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2007年7月 8日
ナンバーワン企業の法則
「オペレーショナルエクセレンス」「製品リーダー」「カスタマーインティマシー」の3つの価値戦略から1つに絞って強化する必要がある。
オペレーショナル・エクセレンスは、経営実務面の卓越性を目指す。効率的な業務により、価格面での差別化を図る。
製品リーダーは、性能の限界を追求する製品を継続的に提供することに専心する。
カスタマーインティマシーは、顧客との親密性を徹底的に追求することを目指す。特定の顧客が欲するものの提供に心を砕く。独特のニーズを満たすことに特化し、ニーズを感知する関係を築く。都度の取引での利潤追求ではなく、顧客リレーションシップを提供する。
以下、本文から、キーワードをピックアップする。
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2007年6月28日
戦略不全の論理 三品和広著
前半では、日本企業の低収益の原因が「戦略がない」ことに拠ることを各種データを使って説明している。例えば、米国企業と比べると以下の傾向がある。
- 日本企業は、好況時は流れに任せて無策、不況時は課題を先送りして無策。そのため、全般的に低収益となる「慢性低収益症状」。
- 米国企業は突飛な戦略により一時的に低収益に陥ることもある「急性低収益症状」。
後半では、日本企業のヒトの状況に触れつつ、「ではどうするか」を簡単に示している。
- 事業の責任を負うがゆえに戦略を担うべき事業部長が、「管理職」になっていて「経営職」ではない。事業部長職の任期の短さ(平均2年弱)や、将来の検討ではなく過去の反省から来る運営を行う為だろう。
- 日本は、現場からたたき上げた最強の職能部長(=管理職)を作るシステムには長けている。しかし、経営職を作るシステムは皆無だ。
- (参考) 経営職は長期収益の上限を定め、管理職は収益の下限を管理する。経営職は明日に立ち向かい、管理職は今日を保証する。
- 米国型のMBAスクールは経営職を育てるには最強だが、副作用(エリート意識、現場無視)も強い。
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2007年6月16日
アイデア会議 加藤昌治著
「考具」の著者が、企画を生み出す「アイデア会議」(企画会議ではない!)について書いた本。「考具」と同様、著者の実体験が豊富に入っています。表紙も、どこと無く「考具」に似ているし。
本から気づいたところを抜書き。
- 企画会議(企画をプレゼンして選ぶ会議)の前に、アイデア会議(企画に盛り込むアイデアを決める会議)が絶対に必要!
- いいアイデアを見つけるに必要なのは、膨大な選択肢。
- アマチュアとプロとの差は選択肢の数。
- アイデア会議は手ぶら厳禁。必ずアイデアを持ち寄る。
- ディレクター(=決める人)は、自分のゴールイメージと今のアイデアのギャップの感覚をつかんでいたい。
- ディレクターの直感はかなり正しい。逆に言うと、その直感がないとディレクターになれない(仮になったとしても企画が通らない)。
- 「面白さ」と「筋が良い」のは背反かも知れない。でも両立したのが「コア・アイデア」。
- 筋が良いコアアイデアは、
- クライアントの課題を解決し、
- クライアントの文化や風土とマッチし、
- 社会と調和していること
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2007年6月 2日
戦略の実学 谷口 和弘著
主に大学の学部生に向けて書かれた「戦略」の解説本。荒川静香や、浜崎あゆみなど身近な例で戦略を解説する。また、「ブルーオーシャン戦略」などの最近のトレンドについても、ざっと要約しているのも便利。
ただ、「戦略」について身近に感じてもらおうとするあまり、例もしくはルビが語り口調であるのが読んでいて気になった。私がすっかり年を取った^^;というのもあるかもしれないが、本書の手法は、著者の意図とは逆に論点をぼかし、読みにくくしてしまっているような気がする。
学生または卒業して間もない人にとっては、企業の戦略を考えるための格好の入門書になるだろう。
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2007年2月 2日
トム・ピーターズのマニフェスト 3 タレント魂。
経営の「超グル」と呼ばれる著者の、異質のシリーズ。スリムな手帳のサイズで、フルカラー。良質の紙を使ってふんだんに写真がある。150ページ弱の本。
うーん、読もうと思ったのですが、目がちかちかして、途中で断念。多分、エッセンスがぎゅっと濃縮された良い本だとは思うのですが。左脳にで読書する、というよりも、右脳に叩き込む、という感じの本なのでしょう。
このシリーズとして、
トム・ピーターズのマニフェスト 1 デザイン魂。
トム・ピーターズのマニフェスト 2 リーダーシップ魂。
トム・ピーターズのマニフェスト 4 トレンド魂。
があります。ランダムハウス講談社から、各1600円です。
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2007年2月 1日
失敗を生かす仕事術 畑村洋太郎著
著者は、東京大学で機械工学を専門として研究をしていた中で、失敗(試行錯誤)のノウハウを集積して「失敗学」として体系化した。本書は「失敗学」を学問として捉えた本ではなく、「失敗学」の考え方を踏まえてどうすべきか、というtipsを集めた本。
本書のメインテーマではないが、要求機能→機能→機能要素→機構要素→構造→全体構造という連関から成る「思考展開図」が掲載されている。表現は違うが、内容は「問題解決手法」と通じるところがある。
「要求機能」で問題(イシュー)を特定し、機能及び機能要素で、問題箇所の特定(Where)と発生原因(Why)に分解する。機構要素で、Whyの解決策を導き(How)、それを組み合わせることにより(構造→全体構造)、当初のイシューへの解決策を提供する。
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2007年1月30日
イタリア人の働き方 内田洋子,シルヴィオ・ピエールサンティ著
「国民全員が社長の国」という副題が付いているように、イタリアで事業を営むユニークな社長のエピソードを集めた本。VIPご用達の靴磨きや、2年以上のバックオーダーを抱える生ハム業者、果ては悪魔払い専門の新婦など。
いずれも自身の仕事に誇りを持っているのがとても良く分かる。
冒頭に、
ミラノ工科大学の調査で、イタリアの第三次産業に属する起業家のうち10人に9人が「収益を上げることが自らの起業と経営目的の第一義とは考えていない」と回答し、「事業を起こした理由は、自分だけの独創的な企画を実現したかったから。会社を通じて自分が生活する地域社会の環境をより高めたい」としている。
とある。「自分自身」や「地域」、そしてここに記載は無いが「家族」」への尊敬の念が大変強いのだろう。
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2007年1月27日
商品企画のシナリオ発想術 田中 央 著
著者は、「写ルンです」などの製品コンセプトを作ってきた。本書では、シナリオにより商品イメージが明確になることを種々の具体例で示している。以下は、thikのバイアスがかかった要約。
- 製品には機能性と情緒性がある。
- シナリオベース(「モノ」作りではなく「コト」作り)の考え方は以下のとおり。
- 現状の課題を挙げる。例えば、ユーザの不満(フィルム装填が面倒、カメラを持たないといけない)、メーカの不安(新規格フィルムは作り続ける必要あり、現像所網の維持も必要)、メーカの不思議(高級デザインカメラは不振)など。
- それを技術的に、あるいは事業の仕組み的に解決する対処案を考える。フィルム内蔵でどこでも売っているなど。
- 製品のイメージを考える。製品のコンセプトイメージ(例:親近感)から同義語や常套句、比喩を使ってイメージを膨らませる。「身近な、しっくり」や「名刺入れ、ライター、キャラメル」など。
- リストアップしたイメージに、「モノ」を当てはめてみる。キャラメルに当てはめると、カラフルな紙パッケージのカメラが思いつく。
- 5W1Hなどで利用シーンを想定し、シナリオを考える。
- シナリオ作成のポイント
- 想定時期を明確にする
- 客観的データだけではなく主張や願望を含める
- 「モノ」の核のコンセプトと提供価値をしっかり把握する
- 5W1Hなどでシーンを具体化する
- 機能、操作、行為がわかりやすいようにする
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2007年1月17日
日本人の価値観・世界ランキング 高橋徹著
世界各国での同一の質問結果に対する分析から、国民性を見つけよう、というのが趣旨。中公新書のラクレというシリーズの一冊。定価は760円です。
「へぇ」的な点としては、「親は子供の犠牲になるのも止むを得ない」というのが73カ国中日本が72位である点。家族主義的な日本と個人主義的な欧米というステレオタイプは幻なのかもしれない。話の種になりそうな項目は他にも有るが、ちょっと見方を変えると、「こんなデータからこんな結論を引き出すことができるのだ」という点も面白かった。
先程の「子供の犠牲」の項目でも、「『犠牲』の度合いが各国で違うために生じたデータであり、実際には統計上の数値ほど違いはないのではないか、と指摘する。即ち、日本では大学卒業まで親が面倒を見るなど、「犠牲」の度外が高く、米国などでは「犠牲」の内容が日本ほど濃くないため、犠牲を払ってもよいと考える人が米国のほうが多かったという統計データになったのではないか、と唱える。
本書を読んでいると、データの解釈は多面的に行えるのであると改めて感じた。
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2007年1月10日
<競争優位>のシステム 加護野忠男著
1999年9月のPHP新書。今読むと、著者の主張がそれほど「とんがって」いないようにも感じるが、裏を返せば著者が指摘していた潮流が当たり前になってきたということ。先見の明に感服する。
著者の主な主張は以下のとおり。
- 事業システムは、事業コンセプトから導かれる。事業コンセプトは、「どのような顧客に」、「どのように価値を提供するか」の考え方である。
- 事業システムを決める為の肝は、
- 事業のどの活動を自社で行うか
- 社外の関係者と、どのような関係を築くか
- 製品での差別化と、事業システム(ビジネスシステム)での差別化には大きな違いがある。「目立つ」「判りやすい」「華々しい」「真似しやすい」「長続きしない」のが製品での差別化であり、逆が事業システムでの差別化である。
- (99年当時の)新しい事業システムは、
- スピードを高める
- 組み合わせる
- 集中特化と外部化を行う
- 組み合わせは、既存事業の顧客情報を他の事業に適用するなどで可能となる
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2006年12月25日
ホワイトハウスの超仕事術 ヘザー ベッケル著
クリントン大統領の側近だったジョージ・ステファノポロス氏のアシスタント(秘書ではない)だった著者が、仕事をうまくこなすためのノウハウを満載にした本。アシスタントという職は日本では聞きなれないが、「補佐」という言葉が適当か。アシスタントは、身の回りをお世話する秘書とは違い、ボスの仕事のノンコア部分を担当し、コア部分に集中できるようにするのが職務である。
本書は、アシスタント職に限定したtipsではなく、どんな仕事にも通じるノウハウが種種述べられている。以下、気づいたものから抜粋する。
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2006年12月23日
正しければ、それでいいの? シュミット&ギャラガー著
Is It Always Right To Be Right?が原題。「自分が(仮に間違っている、とうすうす感じていたとしても)正しいと主張し、相手を論破するのがよいのだろうか?自分の主張と相手の主張を認め合い、新たな発見とより良い主張に昇華させていくほうがよいのではないか?」と主張する。
Part1,2に分かれており、Part1は1ページに2,3行+挿絵、という構成で、「自分至上主義者」ばかりの企業が崩壊し、そして「自分の誤りや相手の意義も認める」ことにより、従来以上のものを手にいれられると説く。
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2006年12月22日
P2M入門 小原重信著
P2Mはプロジェクト&プログラムマネジメントの意。ソフトウェア開発などのプロジェクトマネジメントにとどまらず、より広い範囲のプログラムのマネジメントまで含む手法についての入門書である(ここでは、複数のプロジェクトが有機的に関連した「事業」を、プログラムと定義している)。
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2006年12月21日
なぜあの会社は儲かるのか?山田英夫、山根節著
慶応ビジネススクールと、早稲田ビジネススクールの教授の共著。ビジネススクール等では、経営戦略と財務戦略が切り離されてしまっていることに問題を持った著者らが、6つのトピックに対して経営と財務の両面から分析した本。内容は平易であるが、企業分析の考え方を理解するのに役立つ。
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2006年12月20日
現場を動かすマネジャーのための 戦略を実行する技術
原題は"Translating strategy into action"。ただ、「実行」のためのtipsはあまり無く、「戦略」をビジョンに変え、戦術に落とし込むまでの方法に大部分のページを割いている。
色々なフレームワーク(枠組み)が出てくるのは、参考になった。
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2006年12月11日
研修が教えないビジネス能力の磨き方 落合 敏明著
プロジェクトなどの失敗からどのように学ぶかという点について、ロジカルシンキングや、クリティカルシンキングの考えを取り入れながら述べている。
原因と責任を明確に分け、原因を徹底して追求して再発しないための具体策に落とすことが著者の主張の中心のようだ。最後には、著者が研修での指導の模様を書き下ろしている。
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2006年12月 4日
仕事の禁句変換辞典 「コトバ最適化」研究会 著
メーカーや広告代理店、研究者などの任意の集まりである「コトバ最適化」研究会が50個の「禁句」を選び、それを適切な(毒の無い)言葉に変換した本。とてもユーモアが効いていて、なかなか良い。
全部を挙げてしまうと本書を読む意味が無いので、いくつかピックアップする。
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2006年11月27日
イノベーションの達人! トム ケリー著
以前ブログにも書いた「発想する会社」の著者の第二弾。IDEOでの実体験を元にイノベーションを起こす為に必要な才能を10個にまとめています。
今日は、そのうちの6個を列挙するのにとどめますが、折を見て興味深かった項目について書こうと思います。
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2006年11月24日
考具 加藤 昌治 著
有名な本だが、まだ読んでいなかった。ある方に紹介いただいて、まず借りて読んでみた。
著者は、企画するためのツールを「考具」と呼んでいる。本書は、「考具」を、
- 情報を入れる
- アイデアを広げる
- 企画に落とし込む
- スパイスを効かす
聞いたことがあるツールもあったが、一番「初めてのツール」が多かったのが「アイデアを広げる」領域のツール。手持ちのアイデアをやりくりしたり、それを企画書にまとめることは比較的行っているのだろうが、「アイデアを取り入れる」ことへの注力が少なかったという証拠だろう。「アイデアを広げる」ことを、意識して行っていこうと思う。
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2006年11月21日
プロアナウンサーの聞く力をつける55の方法
永六輔さんと30年以上もラジオ番組をやっている遠藤泰子の本。話すよりも聞くのが得意なアナウンサーとして、55個の「聞く」コツを述べている。1個あたり2-3ページなのでさらりと読めてしまう。でも、この手の本は実践が大切。気づいたところからやっていこう。
なお、章立ては4つに分かれていて、それぞれ、
- 「聞く」は「あなた自身」に効く(tips系が記載)
- 「聞く」は「人間関係」に効く(より深い会話用のtips)
- 「聞く」は「ピンチ」に効く(困ったときのtips)
- 聞くことは話すこと(聞くことが職業である人の紹介)
という名前なのだが、分類の枠組みと目的がちょっと不明確に感じた。
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2006年11月20日
ビジョナリーカンパニー【特別編】 ジム・コリンズ著
原題は、"Good to great and the social sectors"。その名の通り、Good to Great(これはビジョナリーカンパニー2の原題)を、NPOや行政などの社会活動に適用させるとどうなるか、を記している。
ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則、ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則に続く第3弾のように見えるが、上記の通り、また本書の冒頭に書いてあるように、ビジョナリーカンパニー2の付録としての位置付けである。著者の過去の2冊を、企業とは違う分野、即ち社会活動に応用するとどうなるかについて記している。
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2006年11月17日
パラサイト・ミドルの衝撃 三神 万里子著
少し前に流行語になった「パラサイト」。本書では、20代ではなく、「ミドル」、即ち40代後半の「パラサイト」の課題を提起している。副題は、「サラリーマン45歳の憂鬱」。
著者は、日本のサラリーマンは45歳を超えると会社に寄生していると指摘する。終身雇用や過去の功労としての退職金や役員のポジションがそれを支えているという。
そして、従来の成長の減速と共に、パラサイトミドルを支えることが出来なくなってきている点を指摘し、社会の多様化の中でパラサイトミドルは道を見出すべきだと言う。
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2006年11月14日
川本裕子の時間管理革命
「世界で一番大切な『自分コスト』の使い方」という副題がついている。
著者は、マッキンゼーのシニア・エクスパートで最近は各種の政府役員を務めている。マッキンゼー流
の考え方を軽く紹介してから、著者のオリジナルな時間管理術を紹介している。
- 第1章「問題は『出口』から考える」では、仮説検証思考の説明や、MECE、インタビューテクニックなどに軽く触れている。いわば、マッキンゼーの共通スキルという内容である。
- 第2章「時間管理は『総量管理』から」は、著者の時間への考え方を述べている。キーワードは以下。
- 「自分コスト」:時給を把握し、計画時に時給に見合うかを考える
- 「隠しポケットをなくす:締め切りのマージン(余裕)をなくし、かつ必ず締め切りに間に合わせるようにすることで、鮮度高い作業を集中的にできるようにする。
- 「自分コスト」:時給を把握し、計画時に時給に見合うかを考える
- 第3章「スケジュール作りの心得」では、時間管理ののtipsに触れている。興味深い点は以下。
- 週間スケジュールで概略の作業分担を行い、毎日のスケジュールはそれを時間帯毎の作業に落とし込む。
- デューリスト(TODO、アクションアイテム)をつくり、かつ消しこむ。
- スケジュールをカラー化し、自分のイメージに訴える。
スケジュールを色分けする点は、なるほど、と思います。私はあまり色は使いませんが、学生の頃に他人のカラフルなノートを見ると、とてもわかりやすかった思い出があります。 - 週間スケジュールで概略の作業分担を行い、毎日のスケジュールはそれを時間帯毎の作業に落とし込む。
- 第4章「仕事、休み、遊び」は、「人生を良く生きるためのアイデア」というサブタイトルがついているとおり、「なぜ時間管理をするのか?」を考えさせてくれる。以下は、著者らしい指摘項目。
- 授業参観に行きましょう。ストレートな子供の考え方は、仕事だけでなく人生全般に大きな示唆をしてくれる。
- 自分にとって、一番大切なものは何?時間管理は優先順位付けと表裏一体であるが、その際に自分の価値観をしっかり持っている必要がある。
- 空間もコスト。効率よく使うために、何がどこにあって、それはその場所に見合うのかを抑えておく必要がある。デジカメで撮影するのは効果的。
- 授業参観に行きましょう。ストレートな子供の考え方は、仕事だけでなく人生全般に大きな示唆をしてくれる。
130ページ程度の本なので、さらっと読めてしまう。
本書からのアウトプットは、「行動」がすべて。読むことで満足することなく、それを日々の実践につなげる必要があろう。その意味でも、簡単に読める分量でうれしい。
私もフランクリンの手帳を使って、日毎のTODOや、時間管理を行おうとしている。やはり、時間の使い方の効率を向上させる手法には王道がなく、計画→行動→修正を確実に、地道に行っていく必要があると再認識した。
そろそろ来年の手帳の季節。いろいろな方から手帳を頂く機会があるが、来年もやっぱりフランクリンの1年物を自分で買って使う事になるでしょう。
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2006年11月 2日
ネット資本主義の企業戦略
ネット資本主義の企業戦略 フィリップ・エバンス/トーマス・S・ウースター著
ボストン・コンサルティング・グループ訳
ある事業の参入戦略を練っていて、「垂直統合」「水平分業」や、「レイヤマスター」などの言葉が気にかかり読み出した本。もう一冊、同じくBCGの内田さんが書いた本は現在読んでいる。
1999年に執筆された。当時であれば先鋭的な分析であったと思うが、今となっては一般化してしまった内容が多い。用語はこなれておらず、ちょっと読みにくいのも難点。
また、現在及び近未来の状況の俯瞰と、そこからいえることを帰納的に述べており、「で、どうしたらいいの?」ということについてはほとんど触れていない。コンサルティングファームが執筆した本に多いパターンであり、後は個別コンサルをしましょう、ということ、だろう。
以下、備忘録代わりに内容をかいつまんで記す(thikの主観が入っていることに留意)。
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2006年10月30日
働くひとのためのキャリア・デザイン 金井壽宏 著
PHP新書で780円。読み応えはたっぷりあった。
収入や職位向上を目的としたキャリアアップのHow To本ではなく、キャリアアップの必要性と考え方を記した本。
もったいぶった書き方でなく、著者の主張が明確であり判りやすい。私がイメージする学者先生らしくなく、「じっくり考えて、後は臨機応変に」という主張も個人的にはツボ。前半は導入としてエクササイズを多用し、内省できるのも良い(後半はちょっと息切れ?)。ただ、途中のRJP(realistic job preview)と「白い嘘」(欠点を意図的に触れない)は、キャリアデザイン論からそれているようにも思えた。
読後の感想は、「キャリアデザインも、ビジネスデザインも同じ」だった。
著者のキャリアデザインに対するキーワードは、「デザインとドリフト」。ある契機に強くキャリアを考え(デザイン)、その後は周囲の影響から影響される(ドリフト)というものだ。
ビジネスにはPDCAサイクルがある。「計画(Plan)」→「実行(Do)」→「結果を確認(Check)」→「必要な対策実施(Action)」である。実行(Do) といっても、計画時に行動が100%
決まっている訳ではなく、飛び込みの営業をしたり、旧来の友人と飲みながらお客さんを紹介されたりすることもある。ビジネスの世界では、「デザイン」と「ドリフト」をうまく組み合わせているのだ。
著者も記しているように、「デザイン」と「ドリフト」は対立概念のようで、実際には両立する。いや、双方が無いと、キャリア(人生、と言ってもいいだろう)は充実しないだろう。ただ、常に自分の描いたデザインを意識しながら、偶然の良いチャンスを掴み取っていこうという心がけが必要だと思う。
著者は、いいキャリアをいくつか例示している。
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2006年7月 3日
<育てる経営>の戦略 ポスト成果主義への道 高橋伸夫著
著者は、人的資源及びモチベーションの向上が優れた経営につながることを説き、客観評価による成果主義が育てる経営と逆行していることを述べている。
本書は、2004年に著者が記した「虚妄の評価主義」の続編なのだろうか。同書の引用と、それを踏まえた記述が各所にある。だが、前著を読んでいないthikにとっても、本書の内容は理解できた。
著者の主な主張は、以下の通り。
- 成果主義が上手く回っているように見える日本の会社は、評価が成果主義に合うように、成果主義を「逆算」している。すなわち、評価者の頭の中には評価結果があらかじめ用意されていて、それを満足させる基準を作って、成果主義が破綻していないように見せかけているだけである。
- 日本の企業が上手く回っていたときは、年功序列ではなく日本型年功制であった。それは、「仕事の報酬は次の仕事」「給与は、生活費的な扱い(報酬及び動機付けではない)」という2点に特徴があった。
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2006年6月27日
ブランド王国 スイスの秘密 磯山 友幸著
日経の新聞記者として、チューリヒ支局に在住していた著者がスイスの強さをまとめ、日本の今後の成長のために7つの提言を行っている。
本書の中で、スイスの強さは以下に代表されると言っている。
- 既存ブランドの重要視。
スウォッチやネスレなどはM&Aで企業体力を強化してきたが、その際にブランドを統合することなく既存ブランドを活かしてきた。そのため、既存ブランドを信頼している顧客をそのまま確保しながら成長ができた。
一方、日本ではM&Aの際はブランドまでを統合しようとする。そのため、ユーザが混乱する場合が多い。銀行合併などが良い例。
- 顧客重視の金融業。
秘密保持を最重要と考える銀行などの金融業が伝統的に強い。世界の金持ちのニーズを的確に捉えているサービスを実現している。
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2006年6月26日
43の図表でわかる戦略経営 中村元一 崔大龍 嶋田淑之著
20代から30代を主に対象と冒頭に記してある。本書は、経営戦略と共に「自分に何が出来るか」をあわせて考えるように読者を促している。
記述は、なかなか難解だと感じた。著者らの独自の概念を多用した抽象的な記述が多いが、J&JやIKEAなど具体企業の例も取り混ぜて、わかりやすくしようとする努力は伺える。
総花的にならず、もう少し内容を絞り込んでもよいのではないか。また、縦書きの本にもかかわらず、肝心の図表が横長、すなわち本を90度回転させないと読めない場合が多かった。本文と図表をスムーズにつなげるために、図表は本を縦位置のまま読めるものにした方がよいのでは。
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2006年6月22日
起業戦略 大江建著
講談社現代新書の一冊。コンパクトに、起業の為のツボをまとめている。
ツールも充実し、How to本と理論本をいいとこ取りしたといえる。
一部は、「アントレプレナーの戦略思考技術」からの抜粋もあるが、新書サイズで起業についての俯瞰であれば適切な量だと思う。
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2006年5月22日
みんな変わり者だった バリー・J・ギボンズ著
原題は"Dream Marchants and Howboys". Howboysってどういう意味でしょう?
バーガーキングの元CEOだった著者から見た、変わっている10名のCEOの物語。10名とは、ベネトン、ダイソン(掃除機で有名)、デル、ボディーショップ、ウォルトディズニー、AOL、ヴァージングループ、アップルコンピュータ、サウスウェスト航空、スターバックスコーヒー。名前を記さなくても思い浮かぶ人も多い。いずれも、自分の夢をしっかり持ち、お客さんが喜ぶビジネスを進めてきた。その結果として、素晴らしいブランドを築いている。
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2006年5月18日
経営者、15歳に仕事を教える 北城 恪太郎著
IBMの元会長の著者が、中学生を想定して「仕事とは何か」をわかりやすく記した本。語り口調でかかれていて、また活字も大きいため、すらすらと読めます。
構成は、著者が入社してからの時系列順のエピソードに触れ、そこから導き出せる「仕事の要(かなめ)」について説いています。エピソード自体は非常に平易のために、中学生が読んでも理解できるでしょう。そして、ごく自然に「だから、これが大切なのですよ」と言われると、すっと飲み込めてしまう。わかりやすい本です。社外取締役等のくだりは、ちょっとわかりにくいかな。
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2006年5月16日
リーダーこれだけ心得帖 阪本 啓一著
リーダーに必要な心得10か条を、新書サイズ150ページ余りとコンパクトにまとめた本。著者は、「ビジネスを育てる」(書評はこちら)を訳した阪本さん。
10か条のうちの気づいた点をいくつか。
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2006年5月12日
プロフェッショナル・プレゼンテーション
土井 哲、高橋 俊介両氏の共著。高橋氏、両氏共にマッキンゼーの出身。現在、高橋氏は慶応大学の教授であり、大前研一氏の教育企業「ビジネスブレークスルー」の講師も務めている。土井氏は、INVENIO社の社長。
本書はプレゼンテーションの内容(論理及びスライド)の構築方法と、プレゼンテーションの実施の2章から成る。前半(といっても80%を占める)を土井氏が、後半を高橋氏が執筆している。
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2006年5月 3日
仕事2倍速 4つのルール
Working at Warp Speedが原題。「仕事を2倍速でしましょう」というよりも、「仕事を2倍速にせざるを得なくなったときには、こんなルールを念頭においておくといいですよ」という本。「Warp Speed」はあまり良い意味に使っていないのが面白い。
本書は、「ワープスピード」に陥ってしまった5人のチームが著者のプログラムに参加してきた、という構成をとっている。そして、15分の簡単なゲームを通じて、ワープスピードの渦中にいる自分たちがどういう状態になるのかを眺め、その脱出方法を述べる。
以下、本書から。
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2006年5月 2日
リーダーを育てる会社 つぶす会社 3
以前エントリしたリーダーを育てる会社 つぶす会社の続き。
昨日に続き、事業部長以上の3つの転換点について抜書きする。
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2006年5月 1日
リーダーを育てる会社 つぶす会社 2
以前エントリしたリーダーを育てる会社 つぶす会社の続き。
スキルには6つの転換点があると著者は言う。係長、課長、部長、事業部長、
事業統括役員、経営責任者の、各々の昇格時がその転換点である。以下、最初の3つの転換点について抜書きする。
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2006年4月21日
MBAアカウンティング
グロービスのMBAシリーズの一冊。事業に役立つ為に特化したアカウンティング論であり、経理部門だけではなく、企画やマーケティングを行う人が最低理解する必要がある内容を記載している。他のMBAシリーズと同様にちょっと高め(2800円)だが、財務系のエッセンスを俯瞰できる良書だと思う。
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2006年4月20日
文系人間のための金融工学の本 土方 薫著
「デリバティブ裏口入門」との副題がついた本。題も「文系人間のための」とあるが、理系でも金融工学を理解できる人は少ないだろう。本書は大学等で金融工学を専攻した以外の人すべてに向けての本だと思う。
本書は、最初に「はまちデリバティブ」という身近な話題からデリバティブの本質に触れ、第一部でスワップ、ボラティリティ、オプションについて述べる。
第二部は「マーケット編」として、株価のミクロ構成要件がトレーダーの心理状況に大きく依存することなど、理論と現実の乖離について述べる。
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2006年4月17日
日本語で書いた経営の教科書 山崎 裕司著
カタカナ言葉を禁止し、また日本語でも意味があいまいな語句は明確にすることにより、経営とは何かを述べた本。
本書の内容を独断と偏見で抜粋。
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2006年4月10日
ビジネスを育てる ポール・ホーケン著
"Growing a Business"が原題。表紙の絵にもあるように、ビジネス(事業)の種を植えて(ゼロから立ち上げて)、育てる時の心構えを述べている。
著者が実際に立ち上げた会社(スミス&ホーケン)の実例をちりばめ、非常に判りやすく、かつ読みやすい本になっている。
本書を知ったきっかけは、OutLogicでの書評だったと思う。いつもながらすばらしい本の紹介に感謝しています。また、既に読了されたshibaさんが、要点をご自身のblogにまとめられています。
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2006年4月 6日
日本型「成果主義」の可能性 城繁幸著
著者は、富士通の人事部に勤務した後に退社し、今は人事コンサルタントをされているようだ。こちら(http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090)が著者のブログ。本書については、ご自身がこのエントリで書かれている。
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2006年3月31日
リーダーを育てる会社 つぶす会社 ラム・チャラン他著
「The Leadership Pipeline」が原題。「リーダーシップと一言で言うけれど、それぞれの階層に要求されるリーダーシップの特徴は異なる。それを踏まえて、スキルを伸ばしていく必要がある」というのが本書の主張。
本書では、企業の階層を以下の6つに分類している。
- 係長 Managing others/ first-line manager
- 課長 Managing manager
- 部長 functional manager
- 事業部長 business manager
- 事業統括役員 group manager
- 経営責任者 enterprise manager
上位に移行するためには、下位のリーダーシップスキルを習得した後に行うべきと説いている。
リーダーを育てる会社 つぶす会社 ラム・チャラン他著の続きを読む
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2006年3月28日
パワーライティング アメリカ型文章作成技術のスタンダード 入部 明子著
相手に理解して欲しい文章を書くときには、主題(いいたいこと)だけではなく、それを支える根拠を数レベルで提示することにより論拠を強化すべき、というのが著者の主張。そして、書くべき内容を、
パワー0:読み手、書く目的、条件を記載
パワー1:アイデアの提示
パワー2:アイデアをサポート
パワー3:さらにパワー2のアイデアをサポート
パワー4:さらにパワー3のアイデアをサポート
に分類し、それぞれがわかりやすい順番で記載することを勧める。そのため、「インスピレーション」などのソフトウェアで構造を練ることを勧めている。
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2006年3月23日
理系人間のための経営戦略入門 柴田 英寿著
「東大先端研での実験的経営教育の記録!」という副題のとおり、12回に及ぶ講義の要約である。内容はわかりやすいし、受講者とのQ&Aなど臨場感もある。後半にはベンチャーで活躍している方を講師に招いてのログもある。200ページ少しの薄い本ながら、キーエンスを例とした組織論や「リスク」にかなりの分量を割いているなどが特徴的だ。
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2006年3月20日
事業立ち上げに必要なもの、それは戦略(「新規事業の哲学」から)
「事業立ち上げに必要なもの、それは戦略」。あたりまえなのですが、具体論を見せられるととっても納得します。以下、先週エントリした、「新規事業の哲学(棚橋康郎著)」から。この本、気に入りました。
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2006年3月13日
新規事業の哲学 棚橋 康郎著
著者は、新日鉄に入社し、経営企画畑を歩き、新日鉄ソリューションを立ち上げ、そして日鉄セミコンダクターを事業整理した。本書は、2つの事業についてのドキュメンタリー(第2章)と、そこからの教訓ー「新規事業に取り組む心構え(第3章)」、「事業企画段階における「成功法則」(第4章)」、事業立ち上げ段階における「成功法則」(第5章)」-を記している。
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2006年3月10日
ゼロからわかる金融・証券のためのビジネス数学
著者の背景
ファイナンシャルアナリスト。ソニーやコスモ証券などの経歴がある。著者の主張
基礎編と応用編に分かれており、中学生程度の数学知識の復習から始まり、財務分析ができるまでをコンパクトにまとめている。 基礎編では因数分解や微積分、確率と統計、行列などを100ページあまりで解説する。Excelでの関数もつど紹介している。 応用編では正味現在価値はポートフォリオの考え方、βの考え方やオプション価格の決定方法などに触れる。- Permalink
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2006年3月 7日
売れる人材―エグゼクティブ・サーチの現場から 橘・フクシマ 咲江著
著者は、エクゼクティブのヘッドハンティングファームであるコーンフェリーの日本代表。本書では、エクゼクティブのヘッドハンティングの実態がわかりやすく述べてある。「誰かに見られる可能性があるので、ホテルは自室にFAXある部屋を選ぶ」等、業界ならではのエピソードも盛りだくさんで、読み物としても面白い。
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2006年3月 3日
楽しくなければ会社じゃない 堀 貞一郎著
工業化社会の後の情報化社会は、コミュニケーション社会であり、ITがコミュニケーションを補佐する社会である。そのような社会ではコミュニケーションを提供する従業員が、楽しみながらお客様に「ハピネス」を提供する必要がある --
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2006年2月28日
マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック
"The McKinsey Mind"が原題。実際には、戦略コンサルタントの仕事(タスク)の内容を具体的に記載している。
マッキンゼーなどの戦略コンサルタントは、「問題の解決」が肝であり、それは「問題解決手法(PSA)」に凝縮されていると考えていた。
だが、本書は、問題の解決は6つのプロセスからなると述べる。すなわち、実際にはインプットとなる「ビジネス課題」を元に、「分析」、「プレゼンテーション」、「マネジメント」の3つをバランスをとりながら解決策を導き出す。そして、「リーダーシップ」を持ちながら「実行」する。
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2006年2月27日
リテンションストラテジー スティーヴ・Y. 西浦著
デロイト・トウシュの西浦泰明さんが、企業の成長に必須な「人材」をいかに確保するかという点について記した本。
第2章「リテンション戦略を可能にする企業文化」の節を列挙すると、著者が目指す企業が見えてくる。
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2006年2月24日
ビジネスマンプロ化宣言 淡輪 敬三著
本書は、ビジネスマンとしての自己啓発本である。著者は、人材系のコンサルタントであるワトソンワイアットの日本法人の社長の淡輪さん。
現在の(日本)企業の問題点を指摘した後、ビジネスマンとして自立する為にはどのようにすればよいかを述べている。趣旨はさほど目新しくないが(もちろん、優れた書であると思う)、CEOとCOOとCFOとの分担は大変良く理解できた。「CEO(立法)/COO(行政)/CFO(司法)の三権分立論」である。本書の主旨ではないが、著者が考える三権分立論を以下にメモする。
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2006年2月23日
社長のためのマキアヴェリズム 鹿島 茂著
冒頭、著者は、
『君主論』の「君主」を「社長」に、「国家」を「社会」に置き換えて読めば、そのまま超実践的なビジネス書になるのであるという。
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2006年2月16日
なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか? 吉田 典生著
「できる人」は、自分の基準で周りを見るから、「できない人」を「できない」と見てしまう。「できる人」は、自分で頑張ってしまうから、周りが「できなく」なってしまう。そのため、「できる人」は「できる人」を育てることができるとは限らない。有能な選手が有能なコーチとは限らないのと同じ。
有能なコーチになるためには、「できない人」を受け入れ、「できない人」に想いを伝えて対話を行っていくことが必要である。
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2006年2月10日
モチベーション・ストラテジー 小笹 芳央著
リクルートからリンクアンドモチベーション社を創業した小笹社長が、モチベーションコントロールについて記した本。モチベーションの高め方も記しているが、そもそもモチベーションが高くなる人材と一緒に働くべきだというのが強いメッセージと感じた。「モチベーションを高める」ことよりも、「エントリーマネジメント」「エクジットマネジメント」が先に述べられていることからも、それがわかる。
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2006年2月 8日
成果責任は誰にある?
原題はLevels of Excellence。本書は、Levelすなわち職務階層と、7Sモデルの2つがメインテーマである。そして、邦題の「成果責任(accountability)」は、「責任(responsibility)」との対比で述べられている。
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2006年1月27日
デッドラインを守れ! ダン・キャリソン著
著者らは、様々な"デッドラインを守りきった"プロジェクトを調査し、興味深い5つのプロジェクトをケースとして取り上げた。それぞれのプロジェクトを「プロジェクトX」のように小説仕立てで述べると共に、プロジェクトで納期を守るためのキーとなった項目をおのおの10個程度導き出している。そして、それらをチェックリストとしてまとめている(洋書によく見られる手法だ)。
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2006年1月16日
強いリーダーはチームの無意識を動かす 石井 裕之 橋川 硬児 著
「NLPの進化版コミュニケーション・スキルが、リーダーシップとチーム育成に協力に効く」というト書き付き。amazon.co.jpに掲載されている目次を本エントリの最後に引用した。
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2006年1月10日
企画心 阪本 啓一著
プランニングのスキル面ばかりを重視するあまり、マインド=心、愛 がこもっていない企画(もどき)が多い、と著者は言う。本書は、プランニング・マインドについての本である。
企画を立てるには、
- 準備(生む)
- 実行(する)
- 育てる
- まとめる
- 売る
- 仕舞(のこす)
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2006年1月 6日
戦略思考力―例題・演習でやさしく身につく
著者は、UFJ総研のコンサルタントである、東條氏、五十嵐氏。短い例題・演習を取り入れており、まじめに読めば戦略思考の考え方が身に付きやすい。
本書では、戦略思考に必要な力として、5つを挙げている。それらは、
- 情報収集力:戦略の礎となるネタを収集するチカラ
- 構造分析力:物事の相互作用を分析するチカラ
- 予測力:将来を見通すチカラ
- 代替案策定力:戦略の可能性を広げるチカラ
- 意志決定力:最終決断を下せるチカラ
である。そして、戦略思考のプロセスは、上記の順に進むべきと説いている。
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2006年1月 5日
ビジネスを成功に導く「4+2」の公式
原題は「What Really Works : The 4+2 formula for sustained business success」。
著者らは、「エバーグリーンプロジェクト」として、各種企業を比較し、成功のための必須要件を見つけようとした。
「エクセレントカンパニー」が成功者から学ぶべき成功の秘訣を、「ビジョナリーカンパニー」が成功者と失敗者を比較して成功の秘訣を、それぞれ見出そうとしている。が、本書の著者は、勝ち型企業と負け型企業の比較に加えて、上昇型企業と下降型企業にも注目している。
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2006年1月 4日
明日生まれる卵はいくつ? 増川 稔浩 著
副題は「走りながら考える新経営戦略」。べリングポイントのディレクターである著者が、アメリカの農場を舞台にして物語風にまとめている。
各章の後に解説があるが、日本の企業をコンサルしている著者ならではの気づきに納得した。
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2005年12月30日
仕事の道具箱 中島孝志著
仕事に限らず、目標を実現するための「道具(ツール)」を挙げた本。まず目標の「実現に必要となる「つぼ」を10個列挙し(これを「道具箱」と呼んでいる)、更にそれぞれのコツを実現するための道具を10程度列挙している。
ロジックツリーやPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)などのフレームワークから、エレベータートークやポストイットの使い方などのコツまでを網羅している。たぶん、著者が普段心がけていることを盛り込んだ本だと思うが、さらっと読んでしまうと消化不良になる。適宜、演習などがあると良い。また、読者は自ら「この場面ならこれは使えるな」と考えて読むと良いだろう。
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2005年12月29日
駆け出しマネジャーアレックス モチベーションに挑む
アレックスシリーズ三部作の最後(原作では2番目に発表された)。取締役候補になれなかったアレックスなので、もう駆け出しマネジャーではないだろう。
モチベーションを高めるために何をすべきかを、物語仕立てで書いてある。章ごとにまとめや演習があり、理論から理解する人はこの部分だけ読んでもよいだろう。
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2005年12月26日
「型はまり経営」のすすめ 時代に左右されないビジネス原則12
原題はThink inside the box.
「資本主義下での経営の原則は、従来から変わらないはずである。ドットコムバブル等があったが、それらは原則をはずれていたために生じた物である。再度、基本に立ち返ろう」と言う主旨の本。序盤で、ゲイリーハメルの「リーディング・ザ・レボリューション」をこき下ろしたり(この本、また読みたいです)など、著者は「現代の」経営(ニューエコノミーとも言う)に懐疑的である。
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2005年12月21日
45歳までにあなたもトップになれる! 浜脇洋二著
バイクのカワサキの米国現地法人を立ち上げ、BMWに法人を立ち上げ、DEC日本法人を再建した浜脇氏。
同氏の仕事の自叙伝をうまく章立てにし、エッセンスを節のタイトルにした。さらっと読め、読後も目次をみるだけで中身とそのエッセンスがすぐにわかる構成となっているのは面白い
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2005年12月19日
静かなリーダーシップ ジョセフ・L・バダラッコ著
原題はLeading quietly。ことを荒立てずに進めていくようなイメージである。誤解を恐れずに言うと、日本的な、関係者を丸く収めながら仕事を進めていくリーダーを指している
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2005年12月13日
会社にいながら年収3000万を実現する 和田秀樹著
本業を持ちながら、副業で稼ぐ方法について、著者の経験を元に記した本。
気づいた点を箇条書きにする。
- 面白い、興味のあることを見つけて、「どうやったらお金になるか」を常に考える。
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2005年12月 9日
戦略思考コンプリートブック 河瀬 誠 著
左脳で課題を論理的に分割すること、右脳で創造的な解決策を立案すること、を
結合させて仮説を作る。
そして、仮説を事実で裏付けながら(または事実に裏切られながら)検証を行う手順を踏む。あわせて、さまざまなフレームワークも記載している。
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2005年12月 6日
CEOから高校生への96通の手紙 ダグラス・バリー著
CEOになりたいと考えた米国の高校生が、本当のCEOに答えを求める手紙を書いた。本書は、その返事を元にCEOが持つべき7つの資質をまとめたものである。原題は、WISDOM FOR A YOUNG CEO.
以下、序文より。
殆どのCEOが、自分で返事を書いてくれた。そして、それらの返事は誠実で、心がこもっていて、具体的で、そしてとても意外な内容だった!(略)CEOになるための秘密の資質など存在しないということに加えて、必要条件も存在しないということも、知ることができた。僕の手紙に答えてくれた人たち、毎日、新聞で名前を見かけるような男性や女性も、最初はただの大きな夢を抱いた子供だったのだ。彼らの多くは、特に学業優秀ではなかった(読書欲は旺盛だったようだが)。それに殆どの人が,恵まれた家庭の出身というわけでもない。そして彼らのすべてが、大きな障害に直面し,そして自分なりの方法で乗り越え、更に大きな偉業を達成してきた。
でも何より印象に残ったのは、CEOたちがみな同じアドバイスをくれたことだった。自分の好きなことを見つけなさい。努力しなさい。他人を尊重しなさい。失敗を恐れるな。威厳を保ちなさい。夢を追い求めなさい・・・。
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2005年12月 5日
知識創造のワークスタイル
来るべきユビキタス社会における新しい働き方の提案
ビジネス機械・情報システム産業協会の次世代オフィスシナリオ委員会がまとめた本。同協会は、複写機メーカを中心に構成されている。
本書では、まず次世代オフィス(働き方)シナリオを考える必要性を説明し、その後次世代の働き方のキーワードを提言している
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2005年11月28日
企画力 田坂広志著
200ページ弱で、ポイントが簡潔に記載されているのために短時間で読めてしまう。だが、how to本ではない。「企画は何をすべきか」について、本質を記載している。
著者の意図がこめられている章名と、その内容(若干拡大解釈あり)を引用する。
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2005年11月21日
夢をつかむ イチロー262のメッセージ
イチローと北野武の対談番組(本はこちら)や、
糸井重里がインタビュアーを務めた、イチローとファンとの公開番組(こちらも本になっています)をきっかけに、イチロー語録として出版した本。
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2005年11月18日
人と人の「つながり」に投資する企業 ソーシャル・キャピタルが信頼を育む
人と人の「つながり」に投資する企業 ソーシャル・キャピタルが信頼を育む
ドン・コーエン、ローレンス・ブルザック著
原題は、In Good Company How Social Capital Makes Organizations Work。
著者らはナレッジマネジメントのコンサルタントであり、IBMナレッジマネジメント研究所(IKM)との関連が深い(ブルザック氏はIKMの創設者)。
本書では、ソーシャルキャピタルを以下のように定義している。
「ソーシャル・キャピタルは、人々の間の積極的なつながりの蓄積によって構成される。すなわち、社交ネットワークやコミュニティを結び付け、協力行動を可能にするような信頼、相互理解、共通の価値観、行動である」
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2005年11月16日
「素頭」で1億円稼ぐ仕事塾 小山政彦著
船井総研の社長である著者が、自らの経験を元に優秀な仕事人になるための方法を記した本。以下、箇条書きに気づいた点を記す。
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2005年10月11日
チャンピオンを探せ! 梅森浩一著
外資系企業で1000人を解雇したという著者。「チャンピオン」を探して、実力主義の世界で成功することを説く。
ここでいう「チャンピオン」とは、カタカナでよく用いられる意味ではなく、「(主義、主張の)擁護者」という意味。自分を気遣ってくれる上司を指す。
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2005年10月 3日
あらすじで読む 世界のビジネス名著
ビジネスの名著28冊の概要(目次ではない)を、数ページに凝縮した本。各章の関係図などを多用して内容を簡潔にまとめられており、原著を読む手がかりとなる。
「企業変革力」(コッター)に興味を引かれた。
本書はマネジメント至上主義からリーダーシップを重視する方向への転換を主張するリーダーシップ論のバイブル的存在であり(同書の解説より)とあるが、両者は相反するものではないと思っていた。原書を読んでみよう。
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2005年9月14日
思いつき!を会社にする マイク・サザン著
原題は、"The Beermat Entrepreneur"。パブのコースターにアイデアを書くことから始まったビジネスを成長させるまでのhow to。英国ではベストセラーになったとか。
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2005年9月 8日
「愚直」論 樋口泰行著
「私はこうして社長になった」というのが副題だが、本書の意図はそこではない。「何事も全力で努力すれば、結果はついてくる」というのが全体を流れるメッセージだ。
また、「視野を広げる」「勝負時と判断すれば、全力で立ち向かう」「T字型人間を目指せ」「実行あるのみ」「現場を忘れない」などが印象に残った。
05年5月に、日本HPの社長を退任され、ダイエーの社長に就任された。経営者として大変優秀な方だと思うが、最初から優秀だったのではなく「全力でとり組んだ結果、優秀になった」のだろう。
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MBA全1冊 ジョエル・クルツマン他著
原題は「MBA in a Box」(べたな訳だ)。世界最強のビジネス思考ガイドブックと銘打っている。
以下、監訳者前書きから。
もし、読者がSWAT,DCF,4Pなどの分析手法のツールについて知りたいんらば、別の本をお薦めする。しかし、読者が次のいずれかの興味や問題意識をもっているなら、本書は座右の書になるだろう。
- 不確実性と多様性の高い環境で、いかに効果的にマネジメントを行うのか
- 戦略立案、リーダー育成などの経営課題について、どう理論を実現するのか?
- KM,BSC,エンパワーメントなどの原題のビジネス手法の問題点は何か?また実践の鍵は?
- イノベーションの本質とは?
- 持続的成長を実現する為の課題
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2005年8月29日
成長するものだけが生き残る 上原春男著
海洋温度差発電を作り上げた著書が、「Only Growers Survive」と、インテル会長のA.グローブを向こうに張るような副題で書き上げた本。どこかの雑誌に連載をした原稿を集めたのかと思ったら、書下ろしらしい。以下、目次から
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2005年8月26日
企画力の教科書
アイデアよりもストーリー 企画力の教科書 榊原廣著
本書では、企画力を、「プランニングの能力」「企画書を作成する能力」「プレゼンテーションの能力」に分類している。
以下、プランニングの能力の章から。
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2005年8月18日
これまでのビジネスのやり方は終わりだ―あなたの会社を絶滅恐竜にしない95の法則
原題は、The Cluetrain manifesto。インターネットを使ったマーケティングの基本的な考えを述べている。
「双方向」「だれでも情報発信」「多対多」というインターネットの特性は、「企業から消費者への一方向」「金を持つ企業のみ情報発信」「企業宣伝部からの情報発信のみ」という既存の広告宣伝(狭義のマーケティング)手法ではの文化には馴染まない。逆に、「インターネットは魔法の杖で、ネットを使えば全て解決する」というのも誤り
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2005年8月17日
クリエイティビティ・カンパニー
創造性強化のコンサルタント執筆の本。以下、第一章の要旨を触れる。単なるhow to本ではないので、納得しながら読むことができる。適宜演習などもあり、理解が深まる。
第一章 創造的思考の基礎となる原動力
著者が考える組織的創造性に関する6つの基本事項は以下。:
- 組織的創造性に処方箋は無い。基本原則はある。
(個別にはコンサルテーションですよ、ということだろう) - 創造性とイノベーションは異なる概念である:
- 創造性は、斬新で適切なアイデアを生産すること。
- イノベーションは、そのアイデアを実行し、結果的にその世界の秩序を変えること。
- 創造性は個人、同僚、チーム、組織に発生する。
- 創造性には4つの決定的な原動力がある。
モチベーション、好奇心と恐怖、コネクションを破壊し、作ること、評価。 - 創造性は風土に依存する。
- 組織的創造性は、全員がリーダーになることを求める。
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2005年8月 5日
買いたい心」に火をつけろ!
買いたい心」に火をつけろ! (原題:What Clients Love)
ハリー・ベックウィス著、阪本啓一訳
- 第1章 ビジネスの発火点を探せ!
- 第2章 コミュニケーションはすっきりと!
- 第3章 魅力的なメッセージで語れ!
- 第4章 「刺さる」ブランドで勝負!
- 第5章 絆を深めるサービスとは?
- 第6章 顧客に愛される秘訣とは?
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2005年8月 2日
小富豪のためのハワイ極楽投資生活入門
ハワイで銀行口座を開き、不動産を買い、会社を設立するためのhow to本。非常に親切に記載されているが、「何のためにそれをするのか?」という抜けていると思う。手段が目的になってしまった、ともいえる。
ともあれ、ハワイで口座開設、不動産購入、会社設立がしたい!と思っている人(どんな人だろう?)には、もってこいの本である。
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2005年8月 1日
世界で最も重要なビジネス書 Essential Business Books
有益なビジネス書を紹介する書籍。以前軽く読んだ、「MBA100人が選んだベスト経営書」と同じ路線。
紹介されている本の題名は、Amazon.co.jpの目次に全て書いてあるのでここでは述べないが、古典から最新まで幅広い。
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2005年7月14日
2分以内で仕事は決断しなさい
トリンプを18期連続増収増益に導いた、吉越さんの著書。同社の意思決定は、朝8:30からの会議で決まる。それも、1件2分以内に、GO/NO/宿題付き持ち越しが決まる。
総花的な本のため、気づいたところをメモする(一部、thikの敷衍あり)。
- 2分以内で判断できるように、課題は細分化する。
- 必ずデッドラインを設ける。できれば翌日がよい。要は、すぐ取り掛かれて成果がみえるように、作業を細分化する。
- 社員と社長は、同じ情報で議論する。
- とにかくスピード、間違ってもいいからまず始める。
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2005年6月20日
浜松企業強さの秘密
ご当地本として、京都に続いて浜松の本を取り上げる。
著者(達;本書は共著である)は、浜松の特長は以下だと述べている。
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2005年6月14日
これから知識社会で何が起こるのか
ナレッジマネジメントに少し興味を持って、タイトルに惹かれて借りてきた。
本書を読まれている方は、ネットでは既にたくさんいらっしゃる。ユートブレインの北原さんのページ(http://www.utobrain.co.jp/review/2003/101501/)には詳しいレビューが掲載されているし、「We all folow United!:知識社会におけるナレッジマネジメント」では、「知識社会におけるナレッジマネジメント」と題して、ZDNetの飯田さんが書いたGoogleのナレッジ共有の記事から想起された考察がエントリされている。
以上のように、本書については先人たちの記事で十分言及されているので、違った角度から記してみたい。
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2005年6月 6日
京様式経営 モジュール化戦略
(目次から、抜粋)
京様式経営とは;
個性的な経営者
オープンな企業取引
モジュール&インタフェース
独立心・独創性・向上心
批判精神(クリティカルシンキング)が物まねを拒否
なぜ京都なのか?
ハイテクと伝統
アンチ東京、誇り
「あいまい性」がある
新経営への応用
元請と下請の関係は、時系列的に1:1から、1:N、N:N、N:1となる。
京様式企業は、N:1の世界で「下請」として製品展開している。
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2005年6月 3日
会社を変える日本式最強の法則 柴田昌治
会社を改革しようとする取り組みは何度も行われたが、うまくいっていない。その原因は、「取り組み」が目的化してしまい、なぜそれを行うかを十分に理解していないまま行うために参加者のモチベーションがあがらないことが挙げられる。社内会議のための資料作りなど、「保険(保身)仕事」を行う現在の企業風土を改め、志のある人間がボトムアップで改革していく必要がある。
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2005年5月30日
なぜイヤなやつほど出世するのか ナルシシストがビジネスを支配する
著者は、人格を4つのタイプに分けている。ナルシシスト、エロティック、強迫型、マーケティングだ。
4つの人格の特徴 エロティック人格:「エロス」に由来し、他人を助け他人の力になりたいと考える。 社会事業、サービス産業などに多い。官僚・政治家・専門家・アナリストなどには少ない。 強迫型人格:行為の権威(父親的存在、厳格な両親、慣習など)が定めるルールにしたがって生きる。医師、エンジニア、財務専門家、科学者、研究者、職人に多い。
マーケティング的人格:順応性に富み、市場が欲しているものを感じ取ってそれに合わせて動く。大切なのは「正しい」か「間違っている」か、ではなく、「状況にあっている」かどうか、だ。不動産、広報、広告宣伝、イベント帰宅、ベンチャーキャピタル、資金調達、コンサルティング、演技、出版などで才能を発揮する。
なぜイヤなやつほど出世するのか ナルシシストがビジネスを支配するの続きを読む
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2005年5月24日
裏帳簿のススメ 岡本吏郎
過激な題だが、中身は、
- 非現実的な期間の減価償却分が貸借対照表には入っていますよ。貸借対照表で利益を管理すると危険です。キャッシュフローを把握しましょう。その際、税金も忘れずに。
- 他にも、売れないものが資産に沢山入っています。これを削除して真の利益を見つけましょう。
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2005年5月23日
エンタテインメント発想の経営学 山根 節
ヒット商品の多くが「娯楽性」を備えている現在、エンタテインメントの発想を経営に取り入れるべき、と説く。
エンタテインメント発想の肝は「オーディション」「失敗の許容」「マルチユース」である。
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2005年5月17日
ノイズか、シグナルか インテル戦略転換 - Only the Paranoid Survive
以前のエントリに書いた、ITメディアの記事を読んだとき、真っ先に頭に浮かんだのがPentiumの割り算バグだ。
Pentiumの全数交換というインテルでは前代未聞の対策を行い(当時の経緯は、ここに詳しい)、500億円近い損害額を出した。
この教訓は、インテル会長のA.グローブが執筆した「インテル戦略転換」(Only the Paranoid Survive)の冒頭に出てくる。
ノイズか、シグナルか インテル戦略転換 - Only the Paranoid Surviveの続きを読む
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2005年5月16日
「知の経営」を深める 常盤文克著
本書は著者の意見が記してあり、読者に汎用的な解決策を提示しているわけではない。そのため、読者は「何が問題なのか」と、「それをどうすべきか」の両面とも考えなければならない。一方、ある程度の考え方の筋道を示している本もある。例えば、私がお勧め本にしている「イノベーションへの解」や「キャズム」などだ。
たまには、まったく違う分野に思いを馳せながら、いろんなことを考えるのも良い。著者も述べているように、日ごろから手入れをしておけば、自然と筍畠に生えてくるものだ。自分が持つ原風景は変わらない。自分の生きてきた年輪を大切にし、仕事、生活に生かしていけば日々楽しく過ごせるだろう。
本書を読んで、そんなことを感じた。
本書の前半を凝縮した文章が、ユニシスの広報誌にありました。
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2005年5月10日
ソフトウェア企業の競争戦
Outlogicなどで話題になっていました。やっと読みました。
The Busienss of Software What every manger,programmer and entrepreneur must know to thrive and survive in good times and bad. の、和訳です。
章立ては、以下のとおり。
第1章 ソフトウェア・ビジネス
第2章 ソフトウェア企業の戦略
第3章 ビジネスとして成功する為の方法
第4章 開発のベスト・プラクティス
第5章 ソフトウェア企業家精神
第6章 スタートアップ10社のケーススタディ
第7章 ソフトウェア・ビジネスの理想と現実
何回かに分けて書いていこうと思います。なお、私は、まさにソフトウェアビジネスを行っており、ある程度の先入観があることを前置きします
第1章 ソフトウェア・ビジネス
日本企業にとっては、ソフトウェアは工場生産品(=しっかりした設計図と、一子相伝の匠の技で創るもの)である。欧州企業はソフトウェアは芸術品または科学として扱う。米国はソフトウェアは事業であり、そこそこのものを爆発的に普及させて大儲けする。
* * * *
若干ステレオタイプ的ではあるが、言いたいことはわかる。また、単に事実を述べているのであり、優劣をつけているわけではない(とは言いながら、米国方式が良い、といっているのはみえみえ)
第2章 ソフトウェア企業の戦略
ソフトウェアの事業は、製品を売るか、サービスを売るかに大別される。ほとんどの企業は双方を提供している。法人向けはサービスに重点をおくことが多い。一方、製品販売は規模の論理が効き易いが、顧客をつなぎとめる策が必要となる。そのため、製品提供企業から、サービス提供企業への移行が起こる。それは、新規顧客の開拓が困難となり既存顧客への深更を計る(垂直型の展開)ためだ。
* * * *
内容は面白いが、やや冗長か。著者の主張を裏付けるために豊富な証拠を引用している。論文では歓迎されるが、実用書としてはもう少し分量を抑えたほうが読みやすい。各章の最後に「まとめ」があるが、それすら更に簡略化できるのではないか。
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2005年5月 9日
ハーバードAMPのマネジメント
ハーバードのAMP(Advanced Management Program)。ビジネスのトップガン養成スクールとして知られている(らしい)。9週間で44,000ドルという高額な参加費にもかかわらず、大手企業の経営陣及びその候補が続々と参加している(らしい)。本書は、AMPのエッセンスを抜き出したものである。
第1章 先制攻撃のリーダーシップ
第2章 世界最強組織の作り方
第3章 競争に勝つ戦略と戦術
第4章 SWATチームサービス
第5章 ファイナンスのブラックボックスを開ける
* * * * *
各章は10程度の節に分かれ、AMP参加者へのインタビューとそのエッセンスが列挙されている。ただ、節及び章が散発的であり、体系化されていない。もちろん、インタビューされたAMP参加者にとっては、彼らが登場する節に書かれている点が一番肝心ではあったのだろうが、彼らとはバックグラウンドが異なる読者にしてみれば「なぜそれが(他よりも)重要なのか」がわからない。大体は納得するのだが、「では、自分にとっては、どの点から心掛けて行けばよいのだろうか?」と考えてしまうのだ。
やはり、オーソドックスに、AMPの講義内容や用いられているケーススタディを列挙してもらったほうがうれしかった。
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2005年4月29日
3の法則
THE RULE OF THREE -Surviving and TGhriving in Competitive Markets の和訳。
- 業界はゼネラリスト3社とスペシャリスト数社が占める事が多い。
- ゼネラリスト3社は、シェアが増えるとROAも増える。但し40%で飽和する。
- スペシャリストは、シェアを増やそうとするとROAは急激に減少する。
- 「3」である必然性は、互いに牽制できる最小単位だから。
- スペシャリストがとるべき戦略は8つ。
- 独占販売状態を確保する
- 専門分野を確保し、第2の専門分野を作る
- ターゲットマーケティングを行い、囲い込む
- 各顧客の満足度を上げる。one to oneサービスを提供する。
- 固定費を増やさない
- 参入障壁を作る
- 地域的なスペシャリストにはならない
- 成長をコントロールする
- 独占販売状態を確保する
40歳からの仕事術で、和田秀樹さんは、「コンサルタントは『3』という数字が好きだ」と書いていたが、その好例かも。
本書の中身は現状分析で終わってしまい、対策の突っ込みが不十分との印象を受けた。スペシャリストが取るべき戦略も一般論であり、著者ならではのひねりがほしかった。例えば、スペシャリストの地位を確保した後、ゼネラリストを狙う時の攻め方等のヒントがあると良かった。「狙うと、おかしくなる」では、話が始まらない。
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システム・シンキング
システム・シンキング バージニアアンダーソン ローレンジョンソン 伊藤武志訳
時系列グラフと連関図から、システムの状況を概観し、現在の課題への対処方法を発見する。いずれも課題解決のための要因分析をするためのツールであり、時系列グラフと連関図から、表面的な事実を構成する要素(根源)を見つける。例えば、売上が落ちている、もしくはアンケートはがきの回収率が落ちてきた、などという「事実」から、その真の要因を探る。
QC手法の「魚の骨」が「なぜ」をを複数回追求しながら原因を細分化していくのに対して、連関図はフィードバックがかかっている。「因果応報」という考え方である。
例題が多数あり、要因分析の練習には良い本だろう。
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2005年4月20日
「パパ・ママ」創造理論
著者(日比野省三氏)らが提唱する「ブレイクスルー思考」を極めて実践的に、かつわかりやすく記述した本。具体例もたくさんあり、判りやすい。
ボトムアップ的な「デカルト思考」とは異なり、「ブレイクスルー思考は」理想論からトップダウンさせる。そのため、発想の広がりやジャンプアップが必要な際に最適である。具体シーンではブレスト。「信用ゲーム」と著者は名付けている。
一方、「デカルト思考」は現実の確実に改善させる場合に用いるとよい。設計レビューなどが向いている。「疑惑ゲーム」である。
ブレイクスルー思考を解説している本書のキーワードは、「パパ」と「ママ」と「赤ちゃん」である。
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2005年4月18日
リーダーの資質
リーダーの資質 稲盛和夫責任編集
大前研一、中坊公平、境屋太一、中曽根康弘など各界のリーダーが論じている。が、「責任編集」という割にはまとまりが無い。各氏の主張を手軽に知ることはできるが、突っ込んで考えようとなると、ちょっと不足する。時間のある時に、さらりと読むには良い本だろう。
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2005年4月11日
MBA100人が選んだベスト経営書
MBA保有者100人(お名前は巻末に載っています)にアンケートを取った結果を100位まで順位付けした。2001年の本。
1位がポーターの競争の戦略、2位がビジョナリーカンパニーと、伝統の本と旬の本がトップを占めたのは面白かった。MBAが推薦する本なので、戦略系や財務系が多い。合間に著名人(大前研一、齋藤嘉則、高木晴夫など)のインタビューがあり、彼らが薦める本の記載もある(一部、自著しか宣伝しない人もいるが)。
「次は、何を読もうかなあ」と迷ったときには良い本だ。
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2005年4月 1日
オルフェウスプロセス
読み終わっていないが、軽く紹介。
指揮者はいないが、高い音楽性を誇るオルフェウス室内管弦楽団(例えば、こちらに解説あり)のリーダーシップを解説する本。特定のリーダーが不在でも、リーダーシップを持って成果を発揮するhow toがかかれているのかも。もう少し読んで、面白そうだったら、再度紹介します。
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2005年3月 8日
リーダーのための意思決定学 和田秀樹
「スキーマ」という先入観により、判断を誤っている。メタ認知を行えば、「スキーマがある」ことを認識した上での判断になるので、より正しい判断が下せる。すなわち、「私はこう考えたが、私にはこのように考える傾向があるので、こっちのほうが良いのではないか」という思考になる。
また、「自動思考」は、「ある状態になると自動的に思考が限定される」ことである。
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2005年3月 2日
キャリアの教科書
キャリアの教科書佐々木 直彦著
「雇われる能力」と訳される「エンプロイアビリティ」。もちろん、他人に雇われるだけではなく、自分で自分を雇う場合の能力のものさしにもなる。
本書では、自分の「軸」を見つけるために、5つの質問に答えを出すべきだと述べている。
- 自分は何ができるのか(現在)
- 自分は何をしてきたか(過去)
- 自分は何をやりたいのか(未来へのプロセス)
- 自分はなぜそれをやりたいのか(過去から未来へ)
- 自分の人生をどのようなものにしていきたいか(未来。ビジョン)
また、このためには、3つのワークが必要だとしている。
- フィールドワーク(現場で実践する)
- コンセプトワーク(考える)
- ネットワーク(人と繋がる)
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2005年2月15日
オブジェクティブ&ゴール 続き
本書は2部構成。昨日は第一部からキーワードを抜き出したが、今日は第二部。
第二部は行動編。
- 目標は1個に。
- 賞金の無い目標設定は行わない。。が、組織として表彰すべきである。個人の評価は目標達成のボーナス(報い)とは切り離すべきである。
- 目標達成状況は、逐次全員で共有すべきである。それは自部門の目標だけではなく、全社の状況や目標達成状況も共有すべきである。なぜなら、個人の行動は、全社の目標の達成のためにあるのだから。
- 予算と目標は異なる。予算は上方および下方修正はNGであり、あくまでも未来を正確に予測するものだが、目標は「ありたい姿」を立て、それと現状のギャップを埋める作業を行うためのものである
MBO(Management by Objective)を用いて、目標(=ゴール)とKFS(Key Factor for success=オブジェクティブ)を管理し、そこに向かっていることを示すKPI(Key Performance Indicator)で日常管理をしている(はず)ため、著者の主張の大枠には納得した。だが、「賞金」という考え方と、それを個人の査定から切り離すという考え方は新鮮だった。本では、組織目標を個人目標まで細分化し、その達成度で人事考課している「大手銀行」の例を「それでいいのか」と指摘している。MBOが日本で破綻しつつあるのは、個人目標まで落とし込んでしまったのも理由の一つでは、と感じた。
第一部(目標編)はかなり得るところがあったが、第二部は、既知がかなりあった。ただし、著者も指摘しているように、目標設定とその細分化という「器」だけ導入し、その背景や使い方を誤っているかも、と感じた。
2005年2月14日
オブジェクティブ&ゴール
オブジェクティブ&ゴール
今の私にとって、とても考えさせられる本です。まだ読み終わっていませんが、キーワードを並べてみます。
- 目標は、オブジェクティブとゴールから成る。ゴールは「あるべき姿」を定量的に表現したものであり、オブジェクティブはゴールに至る行動を表現したものである。
- 課題から疑問へ、疑問から行動へ… 課題に対して疑問をもたないのは論外だが、その疑問の解答を知る(Whyが判る)だけでなく、解決策を実行(Howも判る)しなければ課題は解決しない。
この本は、しばらく続きます。
オブジェクティブ&ゴール―行動の思考法・行動の組織術 山崎 康司
おすすめ平均みなさんのレビューが参考になりました
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考え方にもスキルがあった
頑固な、それゆえに魅力的な一冊
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2005年2月12日
実践する経営者 ドラッカー
原題は、Advice for Entrepreneurs。邦題には若干違和感がある。実際、編訳者のあとがきにも書かれているように、
「はじめて読むドラッカー」は、次に何を読んだら言いかという読者の声から生まれた。「ドラッカー名言集」は、気に入った言葉を写した経営者の手帳をヒントに生まれた。本書は、経営上の助言をまとめてほしいという声から生まれたということだ。
内容は、ウォールストリートジャーナルに掲載された論文をまとめたもの。「イノベーションと生産性」「組織と人」などの大分類のもと、「イノベーションする会社」「情報中心の組織を作る」などの既存の論文を載せている。
ちなみに、「イノベーションする会社」は、1982年の論文。
- アイデアを大事にする
- 市場は予想外のところになる
- すべては陳腐化する(予算からスタートしない)
- 人を支援する
- 別扱いする
- いかにして手を引くか
- イノベーションに集中するために(キャッシュカウ:投資しない領域を見極める、陳腐化したものは廃棄)
執筆された当時を考えると、多分すばらしい論文だったと思う。もちろん、現代でも、色あせていない。が、今となっては、ずば抜けた論文というよりも、よくある主張になってしまった。また、複数の論文から引用したため、各章のつながりが無いのが残念。ドラッカーを読み込んだ人に、リマインドさせるための本だと思う。
実践する経営者―成果をあげる知恵と行動 P.F. ドラッカー Peter F. Drucker 上田 惇生
おすすめ平均ドラッカー入門~理工系にも読んで欲しい
ドラッガーからの企業家・経営者の方々へ経営革新のススメ
説得力があるなぁ。基本だからかなぁ?
過去の出典をうまく編集しています。
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2005年2月10日
なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか(続き)
最後に、いくつか気づいた内容を記す。モチベーションについては、ちょっと痛かったけど納得しました。
- 思考スタイルは、左脳(blue)vs右脳(red)、抽象(sky)vs具体(earth)の2軸・4象限に分類される。
- 「コアコンピタンスに集中」というが、変化の現代では特定の場所にとどまることは危険である。
- モチベーションは与えるものではなく、モチベーションが生まれるにふさわしい意義(=ビジョン)を明確にすべき。
- 組織の「ルール」に服従することにより、リーダの判断力・行動力・モチベーションが殺がれる。
- マネージャは逃げず、すべきこと(判断、行動)をする。
- 従業員の元気の素は、業績や全体の中での役割などのフィードバックである。
愚かな組織の法則―なぜ賢い人が集まって愚かな組織ができるのか? 
カール・アルブレヒト 有賀 裕子
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組織のエントロピーとシントロピー
愚かな組織を作る方法-あなたの会社にぴったりです
「組織の知性」の高さが組織の繁栄を決める
組織の知識指数って 重要ですね!!!
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2005年2月 9日
なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか(続き)
昨日の続き。OIの7つの尺度のチェックリストを抜書き。
- 「わかりやすいビジョン」チェックリスト
- 組織のここかしこで課題解決策などのせんりゃくに関する会話がなされているか?
- 事業環境を見極めようとの取り組みが体系的になされているか?都度変化するSWOTを、定期的に分析しているか?
- 年に一度、戦略を見直しているか?
- 市場へのコミットを平易に説明しているか?
- 進む方向について、明快なステートメントがあるか?
- 判断する際に、ミッション・ビジョンステートメントに照らしているか?
- リーダーシップ・戦略思考の人材を伸ばしているか?
- 組織のここかしこで課題解決策などのせんりゃくに関する会話がなされているか?
- 「全員を結ぶ一体感」チェックリスト
注:すべては「従業員を信頼する」ことから始まる。「愚かな大衆」とみなしていては論外(だが、よくあること)。
- プラン、優先順位、業績などは従業員に知らされているか?
- すべての従業員が事業の勘所を抑えているか?全体戦略を抑えているか?
- 横の連携はどうか?
- 帰属意識は具体的に表れているか?
- 従業員は経営陣をパートナーとして見ているか?疎外感・敵愾心を抱いていないか?
- 明るい見通しを抱いているか?
- 「長く組織にとどまろう(貢献しよう)」という考えが主流か?
- プラン、優先順位、業績などは従業員に知らされているか?
- 「変わろうとする意志」チェックリスト
- 製品・サービス・流通などを弛まず変化させているか?
- イノベーションが自然に芽生えるように、工夫を施しているか?
- よりよい仕事を見つけるよう、奨励されているか?
- 現在のやり方に、誰でも疑問の声を上げられるか?
- 形式主義を最小限に抑えているか?
- リーダーは失敗を潔く認めているか?
- 変化を素直に受け入れようという社風か?斬新奇抜か?
- 製品・サービス・流通などを弛まず変化させているか?
あとの項目は、都合により省略。この本については、もう1つ、エントリする予定です。
「40歳からの仕事術」にもあったけど、コンサルタントは「7」という数字が好きですね。
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2005年2月 8日
なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか
原題は、The Power of Minds at Work Organizational Intellingence in Action。邦題は、著者(カール・アルブレヒト)の法則「聡明な人々が集まると、得てして愚かな組織が出来上がる」から採ったのだろう。
組織は個人から構成されているが、個人の総和とはまったく違う知性・行動を示す。著者は、組織のIQを「Organizational Intelligence」とし、OIの尺度を7つに分類した。それらは以下のとおり。
- わかりやすいビジョン
- 全員を結ぶ一体感
- 変わろうとする意志
- 仕事への情熱
- 足並みのそろった組織
- 知識を広める仕組み
- 「結果を出す」という心構え
著者、言いたい放題です。たとえば、「マネジメント論の流行に流されるな」の節では、MBO、多角化、M&A、行動科学、ISO9000など(ちょっと脈絡が無いですね)を例示して
単に流行に乗るだけではNOと言い、ストックホルム-シカゴ線やホノルル-オークランド-シドニー線(っていわれれば明白です)のアテンダントの対応から愚かな組織の具体行動を明らかにしている。目新しさは無いのですが、まとまっていて読み物としては面白い本です。
また、OIの各尺度のチェックリストがありました。面白かったので、明日のエントリで抜き出します。
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おまけ 著者はNormal Fに乗って、某社のmillion milerらしいです。でも、「そういう上得意客は、それなりの待遇をされるべき」という発想が、やはり米国の発想なのかなと思いました。(悪)平等とか、遠慮とかという発想は、(よきにつけ、あしきにつけ)日本人独特のように思います。ちなみに、私が同じ仕打ちを同社から受けたら、著者と同じことをしていたでしょう。
2005年2月 4日
CEOアカデミー
トップ経営者が若手経営者にレクチャーする「CEOアカデミー」のエッセンスをまとめた本。原題は、「HOW TO RUN A COMPANY Lessons from Top Leaders of the CEO Academy」。四部に分かれており、第一部「激変期におけるマネジメントとリーダーシップ」、第三部「わが経営、わが戦略」を軽く目を通した(第二部は「コーポレート・ガバナンス」、第四部は「CEOと社外の世界」)。序文をラリーボシティが書き、第一部の執筆者は、ギルマーティン(メルク会長)、アームストロング(コムキャスト会長)など。
リアリティあふれる本だ。執筆者らの意見をざっくりまとめると、肝は、「戦略」と「スピード」だ、と理解した。とにかくある方向に走り始める、ということだろう。考えが間違っていれば修正すればいいし、修正が効かなかったとしても、間違ったことだけがわかる。してはいけないことが身をもって体験できるのだ。それに比べ、じっくり調査をしながら進まないのは最悪。得られるものが何もないからだ。
やはり、今年のマイブームは「行動力」にしよう。
CEOアカデミー―最高の経営者たちが教える企業経営の極意 デニス・C. ケアリー マリー・キャロライン・フォン ヴァイクス Dennis C. Carey Marie‐Caroline Von Weichs
おすすめ平均「CEOのあるべき姿」
経営者に限らず、万人に役立つエッセンスが!
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2005年1月31日
マッキンゼー式 世界最強の仕事術
マッキンゼー式 世界最強の仕事術
扉には、「私がこの本を書いた目的は、ビジネスの効率や効果をもう少し向上できないかと悩んでいる全ての人に、新しい有益なスキルを伝えることだ」とある。
非常に実務的な内容だ。勿論、「マッキンゼー式」なので、MECEとか仮説検証等も軽く触れてはいる。しかし、本書の特徴は、理論的な内容よりも、「どのようにして解決するか」や「結果がでやすい解決策をどのように作るか」という、かなり泥臭い話題にも触れている。たとえば、「大きな成果(ホームラン)を狙うより、シングルヒットを100%打てるようになれ」とか、「プレゼン前には関係者に事前説明しろ。プランに強硬に反対するキーパーソンが居れば、プランの変更もやむなし」等、理想論を追求している(と思っていた)コンサルタントとは思えない具体例もある。「出張を仕事だと思うな、旅だと思え」なども面白い。反面、このような内容のため、「マッキンゼー式 世界最強」というタイトルが浮いてしまっているとも言える。「仕事で成功するための会社処世術」というタイトルの方が、本書の内容を適切に表していると思う。
マッキンゼー式 世界最強の仕事術 イーサン・M. ラジエル Ethan M. Rasiel 嶋本 恵美 田代 泰子
おすすめ平均題名に惑わされるな。
この本を読むことこそが自分のビジネススタイル分析の第一歩
名乗った者勝ち
要は「基本動作」の積み重ね。
初心者にわかりやすい内容です
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2005年1月21日
なぜ人はショッピングモールが大好きなのか
なぜこの店で買ってしまうのか(原題 Why we buy)の第二弾。ショッピングモールに着目し、その特徴と改善すべき点を述べている。
著者は、「モールデベロッパは基本的に不動産業であり、小売業としての視点で捉え直せばまだまだ改善点がある」という考えのもと、仮想的にモールを歩きながら個別の改善点を指摘している。たとえば、手ぶらでショッピングをするためのクロークやカートを気品良く提供すれば良い、等。
日本の丸ビルと奈良ファミリー、ドンキホーテに「訪問」しており、安売りと超高級が同居する矛盾や、急激に高齢化する社会に向けてモールが新たな価値を提供する事への期待を述べている。
前回の「なぜこの店で買ってしまうのか」があまりにも良くできていたためにとても期待したが、期待が大きかった分だけちょっと肩すかしを食った感じ。
前回にも増して、記述が冗長になったと思う。ただ、観察する「小売の人類学者」としては、雑音から真実を見つけだす事に価値があるため、本書の読者にも同様な訓練を要求していると言う、うがった見方もできます。
おまけ:前著よりも、ちょっと品が落ちたような気がします(これはこれで面白いが)。
なぜ人はショッピングモールが大好きなのか パコ・アンダーヒル 鈴木 主税
おすすめ平均そんなにいいかなぁ?
小売業界の人に、是非読んで、実践して欲しい
経営に関心があるなら読んだほうが良い
マーケティング活動&販売活動に関わるすべての人におすすめ
前作との併読を!
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2005年1月20日
リアル・チェンジ・リーダー
「アメリカを復活させた全く新しいタイプの中間管理職 RCL とは何か?」という副題付き。
リアル・チェンジ・リーダーは、冒頭で、「変革のための真のリーダー」と訳している。本書は企業全体が創造的になるために必要なRCLに触れている。
プロローグでは、「本書の三つのポイント」は以下であると述べている。
- RCLという新たなタイプの管理職が、いかに仕事をこなしているかが判る。
- 変革や業績の向上を達成するための新たなリーダーとして、RCLが重要な供給源となっている理由が示されている。
- 幹部クラスのRCLを養成するためには、組織は何をすべきかが示されている
本書を斜め読みすると、事業を作るのも重要なイノベーションではあるが、事業をより良く回すためにも種々の変革が必要であり、それらは事業創造者とイノベーション軸においては優劣をつけることができないことに気づかされる。
ただ、洋書の和訳本にありがちな「字が小さい」「ページたくさん」「メリハリが判らない」で、読みにくい本。じっくり読むために、「借りた本」から、「買った本」に変更しました。また、いつか触れるかもしれません。
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2005年1月19日
仕事力―月曜の朝が待ちどおしくなる4つのステップ
「仕事の悩みを解決し、キャリア・アップするためには必要不可欠な”仕事力”」仕事力を手にするには、問題を明確にして、こうしたいというビジョンを持ち、自分の感情を受け入れ、そして自分本位の選択をすることが必要です。
とあったが、中身は超現実的。たとえば、2章「自分を失わずに成功を手に入れる」では、
あらゆる組織にはルールがある。それを守れば報われ、背けばクビになる。このような組織には不文律があるとあり、「不文律4 自分以外の人間を信用しない」の対策として、「よその部署に友人を作る。あなたのことを客観的に見られる人、仕事以外の話が出きる人がいいでしょう」とある。当たり前、といえば当たり前であり、このような本を読む人は、「それは判っているけど、具体的にどうしたらよいか判らない」のではないかな。
ポジティブな人を更にポジティブに、というよりも、ネガティブな人をポジティブにする事を主眼とした本と感じました。
原題は"Take This Job and Love it!" 「仕事力」という良い(?)タイトルをつけたので、ついつい読んでしまいました。
| 仕事力―月曜の朝が待ちどおしくなる4つのステップ | |
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2005年1月12日
マーケティング・インタビュー
マーケティング・インタビュー
どなたかに、ご紹介いただいた本。もしくは、Webで紹介記事を見つけたのかもしれません。(ごめんなさい、失念しました)
事業を行う上で、「ニーズの把握」あるいは「課題設定」は出発点であり非常に重要である。生産財の営業及び企画に際して、参考にするために読んでみた。
マーケティング時に行う消費者へのインタビューについて、その効果とすすめ方について具体的に記している。インタビューでは、発言者(インタビュイーと言うか)は何らかの対価をもらってインタビューに参加している。そのため、インタビュアーは通常の営業行為では聞けないことを納得のいくまで聞く事とができる。本書の内容をそのまま営業に取り入れることはできないが、「沈黙」への考え方、言語以外の情報の収集方法、(仮説はあるにしろ、それを一旦置いて)白紙で臨む・受容する・一人称で語らせるなどは有用だった。
また、「聞き出すための仕組み」(5章)については、具体的テクニックも直ぐに利用可能だ。「行動、意識、態度」の断面での質問として、「なぜ当製品『群』を購入するのか」「どのように商品を選定するのか」「製品の評価」「競合の評価」「他製品の購入可能性」「使わない理由」等だ。また、インタビューガイド(タイムスケジュール)を作り、聞きたいことを時間軸にマッピングする等は営業でも同じだろう。
コーチャーも使っているテクニックがいくつかあった。仮定法を使う(もし10億円あったら)、コラージュを使う(どんな自社ビル?)、比ゆを利用するなどだ。
マーケティング・インタビュー
上野 啓子

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漠然とした質問だけでは消費者の本当の気持ちを引き出せない。
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2005年1月11日
ニューエリートのすすめ
フォアハンドやバックハンドの練習方法の書物は山ほどある。プロはそれを踏まえて、試合では無の境地でフォアハンドを打つ。ビジネスも同様だ。
プロテニスプレーヤーから一転してコンサルタントになった著者が、スポーツのプロから学ぶ「新しい時代の勝者」となる為の条件を記す。
「当たり前のことを徹底的にやる」「型を理解する為には繰り返しの練習が必要。その先に、その人の価値がある」と著者は言う。
ハーバードビジネススクールでのケースメソッドの体験数は、1000以上であるという話を聞いたことがある。これ程膨大な「型」を2年間で学べば、実際の課題に直面した際も、直ぐに対処が可能であるとの事だった。著者の考えも同じだと思う。
多分、著者は自分が感じていることを文章で表現するのに、大変もどかしさを感じているのではないか。体験談が多く、話が飛躍するので、表面上一貫性がないように見えるのが少し残念です。
ニューエリートのすすめ―自分の可能性を切り拓く思考法
中村 聡一

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2005年1月10日
ミッション
ミッション
ミッションとは、自分が自分に課した夢。ミッションが目標だとすると、ビジョンはそこに到達する方法である。ミッションは、自分で考える必要がある。結果的には違っているかもしれないが、自分で考える行為こそが現状を打破し、夢を実現できる鍵である。
夢のある本。大上段に構えずに、一つ一つ、こつこつと取り組んでいきましょう。
ミッション―いま、企業を救うカギはこれだ
今北 純一

新潮社
2002-10
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夢をかき立てられる本!
受身の日本人が変わる鍵
今、ミッションが社会を救うAmazonで詳しく見る by G-Tools
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2005年1月 6日
勇気の時代
勇気の時代
21世紀は、勇気を持って、「捨てる」「止める」「真に受けない」事が大切。
図書館で、「336」の分類にあった落合信彦の本。昔、「ハードボイルド」としてならした氏のCIAの(ノン?)フィクション著作などが大好きだったthikは、有無を言わさずに手にしました。
が、ちょっとタイトルと帯(「今こそ創造的破壊の波を!」)に、中身が負けている。第1章「20世紀を捨てる勇気を持て」で、「クレジットカードは1枚にしろ」等は、ちょっと個別論すぎて付いていけませんでした。
コラムが3つあるのですが、そこだけ読めば十分かな。ちなみに、<コラム3>21世紀に必要な20の勇気では、以下が挙っています。
- 失敗を恐れない勇気
- 行動する勇気
- 恥をかく勇気
- 時価の自分と向き合う勇気
- 決断する勇気
- 野心を語る勇気
- 耳に痛いアドヴァイスを聞く勇気
- 責任をとる勇気
- 撤退する勇気
- 収入の大幅ダウンを恐れない勇気
- メンツを捨てる勇気
- 泥にまみれる勇気
- 人に叱られる勇気
- 異議を唱える勇気
- いいわけをしない勇気
- 群れない勇気
- 逃げ道を断つ勇気
- 長い物に巻かれない勇気
- 自分を主張する勇気
- 自分より優れた物を認める勇気
勇気の時代
落合 信彦

光文社
2002-09
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日本の行く末は・・・
勇気をもって21世紀を突き進もう!
勇気ってなんだろう?Amazonで詳しく見る by G-Tools
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2005年1月 4日
ビジネスの極意は、インドの露天商に学べ!
ビジネスの極意は、インドの露天商に学べ!
現金の生成、利幅、回転率、資産利益率、成長、顧客の6つがビジネスの極意と説く。たとえ自分が企業の1つの部門に属していて、直接ビジネスには関係がないように見えても、6つの視点で考えれば、自分の役割(職務)の中から事業をよくする方法が見えてくる筈である。
ビジネスに欠かせない「6つ」の中に、資産利益率が入っているのは、ちょっと新鮮な驚き。他人から資金を集める株式会社を想定しているからだろう。
「売上高」ではなく、「現金の生成」「利幅」を挙げているのはごもっともである。しかし、依然として「(優良)企業」の尺度としては「売上高」が良く使われる。ビジネスの形態が比較的均一だった頃は、業種毎に売上高と利益率が相似関係にあったために「売上高」の議論だけでよかったのかもしれない。が、現在は事業モデルの選択幅が広がった為、モデルのわずかな違いで利益が大幅に変わる可能性がある。
ビジネスの極意は、インドの露天商に学べ!
ラム チャラン Ram Charan 山岡 洋一

角川書店
2001-10
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この本を読んで得られたこと。
独自の観点が素晴らしい
それは究極のビジネス感覚。そしてシンプルなビジネスの極意。Amazonで詳しく見る by G-Tools
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2004年12月20日
「決定的瞬間」の思考法
「決定的瞬間」の思考法
どちらも正しいが、どちらかを選択しなければいけない。どうすべきか。
本書では、3つの事例を通じて、「決定的瞬間」に直面した際にどう考えるべきか、について、アリストテレスを始めとする様様な哲学者などの言葉・考えを引用しながら指針を示す
行きつ戻りつしながら読んでいて、全然終わりません。久しぶりに、読み終えていない本からのエントリです(また、機会を見て、blogに登場するでしょう)。
本書は、"Defining Moments - When Managers Must Choose between Right and Right"の和訳です。異様に長い(と本人も記している)「監訳者解説」では、「Definging Momentsは、できればこのフレーズのまま記憶して欲しい」とありました。確かに、本書の話題(3番目の、一番重い瞬間は、「経口避妊薬を発売するか否か」)ほど重要な決定ではないにしろ、どちらも正しいと思われる判断は頻繁にしています。「なぜその結論に至ったか」は、都度異なることもありますが、そのプロセスを支える「自己」は、しっかり認識していたいと再確認しました(とても難しいことですが)。
「決定的瞬間」の思考法―キャリアとリーダーシップを磨くために
ジョセフ・L. バダラッコ Jr.,Joseph L. Badaracco 金井 寿宏 福嶋 俊造

東洋経済新報社
2004-06
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自分が自分になる瞬間Amazonで詳しく見る by G-Tools
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2004年12月14日
コトラーのマーケティング戦略
コトラーのマーケティング戦略
フィリップコトラーの名著「マーケティング・マネジメント」に基づいて、著者が要点を抽出した。
「マーケティング・マネジメント」の改版時の差分について言及したりする点など、コトラー理論を熟知した著者が十分咀嚼して書き下ろした本だと思う。また現在の日本の具体的ケースを引用したりしており、わかりやすいはずである。
が、いまいち頭に入ってこない。要点の選び方、それらのまとめ方(章立て)が、体系的ではないと感じるのは、私がコトラーを良く理解していないせいか。もう少しコトラー本を熟読した後なら、心に響く物があるかもしれない。
余談だが、本書でキャズムが2度好意的に引用されていたのは驚き。やはり、名著なのか。
コトラーのマーケティング戦略 最強の顧客満足経営をキーワードで読み解く
多田 正行

PHP研究所
2004-06-23
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著者入魂の一冊ではありますがAmazonで詳しく見る by G-Tools
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2004年12月13日
コトラーのマーケティング思考法
コトラーのマーケティング思考法
市場での競争が激化している昨今、従来の「垂直型」のマーケティングだけではうまくいかない。水平型のマーケティングが必要。そのためには、以下の3ステップが必要。
- ステップ1 水平移動の対象を決める
- 水平移動によりギャップを生み出す
- ギャップを埋める方法を考える。
また、視点をずらすレベルとしては、「市場(特に代用が有効)」、「製品」、「その他の4P」に分けて考えるとよい。
また、著者は、「ラテラル(水平)マーケティングは、手法が定まっている分、ブレストよりも有効」と主張する。
原著は、「Lateral Marketing New Techniques for Finding Breakthrough Ideas」「水平」というよりは、「隣の」という感じ。ちょっと視点をずらす、という感じかな。 オズボーンのリストというのは、QC活動に携わった(やらされた)ことがある方なら、誰でも聞いた事があると思います。QC活動に余り良いイメージがないのですが、手法は有用ですよね。 また、上で「オズボーンのリスト」としてリンクしたのは、日本創造学会のウェブ。色々な学会があるのですね。
コトラーのマーケティング思考法
フィリップ・コトラー フェルナンド・トリアス・デ・ベス 恩藏 直人 大川 修二

東洋経済新報社
2004-04-23
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ついに来た
マーケティング+創造を仕事にしている人には必見
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2004年12月11日
創造の原理
創造の原理
佐賀大学で海洋温度差発電の研究をされている著者が、「目標明確化の原理」「自由・競争の原理」「並列進行の原理」「条件適応の原理」「分離・再結合の原理」が5つの創造の原理と述べる。
定価が税抜き9800円だったので、図書館から借りてきた。著者の豊富な経験に基づいて執筆されているが、体験談が多く、もう少しまとまっていると良かったと思う。
創造の原理
上原 春男

日本経営合理化協会出版局
2003-01
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2004年12月 9日
勉強ができる人」から「仕事のできる人」へ―自信がよみがえる和田式仕事術
勉強ができる人」から「仕事のできる人」へ―自信がよみがえる和田式仕事術
大変な受験勉強を乗り越えた「あなた」なら、仕事もできるようになるはず-受験勉強で培った「目標設定」「計画立案」「記憶」を仕事に生かす方法を述べている。受験勉強は社会に役に立たないと言われているが、「数学が解けた『あなた』なら、複数の解法のうちから適切な物を選び、「公式」を使い分けつつ、答えを導くる」等と述べている。また、著者が詳しい認知心理学の観点から、自分の今の行動を冷静に見よう、という「メタ心理」という論を展開しているのも面白い。
ややこじつけに近い対比をしているが、仕事人の自信を取り戻すという意味では面白い本。さらっと読めた。
「勉強ができる人」から「仕事のできる人」へ―自信がよみがえる和田式仕事術
和田 秀樹

朝日新聞社
2002-11
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2004年12月 8日
101人の起業物語彼らはなぜ成功したのか?
101人の起業物語彼らはなぜ成功したのか?
101人の起業物語を、「新しいビジネスモデルを作る」「会社を維持発展させる」「大きく育てるには何が必要か」等の章に分類して記している。
元は、フジサンケイビジネスアイ(旧日本工業新聞)にコラム連載されていたものを、大幅に書き直したようだ。
ライターさんが書いた本だなあ、とわかる。惹きつける文章にしようとしているのは判るが、もう少し内容を充実して欲しい。また、本書を含む「光文社ペーパーバックス」の特徴として、「英語混じりの4重標記」を採用している。「いわば日本語標記の未来型です」と記しているが、とても読みにくい。いっそのこと、全部英語にしてくれた方がよい。Amazonの書評も、珍しく厳しい。
101人の起業物語彼らはなぜ成功したのか?
竹間 忠夫 大宮 知信

光文社
2004-08-24
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読み物としてはOK!
多ければよいというものでもない。Amazonで詳しく見る
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2004年12月 4日
チームが絶対うまくいく法
コラボレーションによる問題解決には、以下の5つが必要である。
- 適切な利害関係者を関与させる。
利害関係者は、以下の通り。
- 意思決定に正式な権限を持つ人
- 決定を阻止する力を持つ人
- その決定で影響を受ける人
- 関連する情報や専門知識を持つ人
このような人を、適切な度合い(コア、タスクフォース、レビューア、認知活動)で関与させる。
- 意思決定に正式な権限を持つ人
- 段階ごとにコンセンサスを築く。
段階の例としては、1.認知、2.定義、3.分析、4.解決策リストの作成、5.評価、6.意思決定
がある。 各ステップで合意をとりつけ、紛糾したら1ステップ前に戻る(最初に戻らない)。また、公式な組織と非公式なコラボレーションを使い分けることも有用。
- プロセスマップを作る。
時間分配をした議事内容(アジェンダ)を作り、全員に理解させる。会議室に貼ってもよい。また、今の議論がどのプロセスなのかを明確にする。プロセスには以下がある。
- プロセスを設計している(アジェンダを検討している)
- 問題を抽出している
- ビジョン(有るべき姿)を創出している
- 解決しようとしている(行動案の抽出、案の決定)
- 実行している
(斜字は、事前/事後のプロセス)
- プロセスを設計している(アジェンダを検討している)
- プロセスのファシリテーターを任命する
ファシリテーターはプロセスに責任を持つ。内容については中立な立場をとるべき。そのため、当事者以外を選定することもあり(例:経理部の課題解決のために、人事部からファシリテーターを選定するなど)
- 会議メモを活用する
参加メンバ間で共通化された会議メモにより、会議の手戻りや認識の違いを防ぎ、新たなアイデアの創出等が進む。
題を見たときには「軽そうな本」と思ったが、中身は充実。創発的な仕事をするためのエッセンスを凝縮している。ファシリテーションの話あり、会議の進め方の話もあり、色々なところで読んだ本をコンパクトにまとめた感じ。おすすめです。でも、ちょっと読みにくいと感じたのはなぜだろう?活字や段落の取り方などの問題かな。
でも、原題が「How To Make Collaboration Work」という本を訳すと、どうして「チームが絶対うまくいく法」になるのだろう?素直に原題通りにしてもらった方が、僕はいいと思う。和書の題では、本当にこの本の内容を届けたい人が、手を取らないんじゃないかな。
チームが絶対うまくいく法
デイヴィッド・ストラウス 斎藤 聖美

日本経済新聞社
2004-03-23
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チームの運営法ではないです
チームの運営法がよくわかりましたAmazonで詳しく見る
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2004年11月30日
構想力の育て方
構想力の育て方 鈴木成裕
構想力のシリーズ第2弾。著者が前書きで書いているように、
本書は(略)不特定多数の読者に向けて書いたものであり、(略)直接の方法を採ることができません。(略)読者にとって違和感があるかもしれませんとある。本文は小演習が随所にあり、集合教育での流れをそのまま書籍にしたと思われる。具体的ではあるが、網羅的でやや各論に寄りすぎており、本を読むだけでは理解が難しかった。
思考の方法として、「逆思考」という考えは新鮮だった。ある語句(名詞)の機能・特性を元に、それと逆の機能を持つ名詞を導く、という物。たとえば、「紙」(柔らかい)ならば、「鉄」(堅い)等。
じっくり読んで、小演習もしっかりやれば身に付くのかもしれませんが、「『構想力』の『育て方』」を手軽に理解しようとするには、ちょっとつらい本でした。
「構想力」の育て方―ビジネスの必須スキル
鈴木 成裕

プレジデント社
2004-07
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2004年11月29日
イノベーションの本質
13のイノベーションを通して、それらに共通する考えを導く。各ケースに対して、物語編と解釈編からなる。物語編はジャーナリストの勝美氏が担当、NHKの「プロジェクトX」そのもの。解釈編は、野中教授が担当している。
野中教授の主張の一部:
「イノベーションを起こすのは『人』である」から、その力を最大限に生かす「知識経営」が必要である。弁証法の考えに基づいて、異なる考えを昇華し、綜合することによりwin-winとなるベストな解が生まれる。
日本人が、日本人を良く知って書いたイノベーションの本だと思う。
「分析ばかりして、主体性がない」という著者の主張は、納得する点もある。「だったら、やってみろよ」って言い返したくなることもある。
でも、なぜ分析に長け、主張することが弱くなったか。2つの要因があるのではないか。
1つは、「主張が不要であった」から。持続的イノベーションでは、過去を延長したイノベーションである。この場合、過去の(既存の)顧客、製品、他社を精緻に分析すると、不満点や不足点が見える。それの解決が次のイノベーションであるから、主張は不要である。オイルショック以降の日本が得意とした持続的イノベーションで染み付いた文化・体質では、主張ではなく、分析が重要視された。
もう1つは、「米国輸入の分析の訓練をした」から。米国の教育は、主張の教育である(と、thikは認識している)。自己主張が強い米国人は、それを補完する客観的分析が必要になる。そのため、米国の事業企画手法は、問題解決でも「分析」に重点を置く。なぜなら、主張は自然に盛り込まれているから。一方、唯一の正解を求めようとする教育を行ってきた日本では、現状(前提)をよく「分析」し、そこから1つの答えを見つける習慣が身についた。このようなバックグラウンドに、米国輸入の「分析重視の事業企画」を適用すると、何を主張したいか(so what)がおろそかになるのではないか。
狩猟民族の「相手を負かすか、負かされるか」と、農耕民族の「みんなで育てましょう」との違い、かも。
(すごくステレオタイプな論理の展開ですね)。
イノベーションの本質
野中 郁次郎 勝見 明

日経BP社
2004-05-13
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リアルでクールなイノベーション論
奮い立て、我ら開発者!
日本の製造業に元気になってほしい。そんな筆者の気持ちが伝わってくる本です。Amazonで詳しく見る
2004年11月28日
箱―Getting Out Of The Box
自分の素直な心を裏切ると、「箱」の中に入ってしまう。すると、「裏切り」を正当化するために、周囲に(あるいは自分に)対して、余計な圧力をかけてしまい、本来の「したいこと」ができなくなる。
箱から出るには、
- 自分の本当にしたいことに素直になる
- 自分が箱から出たいと思う
- 「自分は正しい」と考えていたことを疑う
- 周囲を「モノ」ではなく、「ヒト」として見る
そして、他人を有るがままに受け入れる、できる限り他人のために役に立とうと思うことで、箱の外に居続けることができる。
原題は、LEADERSHIP and SELF-DECEPTION:Getting out of the Box。日本版の「箱」というタイトルは、インパクトはあるけど、内容がイマイチ判らない。サブタイトルを工夫すれば、もっと読んでもらえるのではないかな。ちなみに、原著は、Audio CDも出るようです。朗読かな?
紹介していただいた佐野さんからは、「自己欺瞞の本です。イタいですよ」といわれていました。
自己欺瞞を辞書で引くと、「自分で自分の心を欺くこと。自分の良心に反する言行をすること。自欺。」と書いてある。「あざむいてなんかいないよ」と思って軽く読み始めたのですが、実は、「素直な思い」の通りには行動していなかったのが良くわかりました。本来の結果をストイックに追求せずに、余計な気苦労をして、集中できなかった事がよくありました。その場では気付いていないのですが、本を読み終えた後に「ああ、あの場面では、確かに余計なことに気がいってしまい、課題解決に100%のパワーを注いでいない/最高の解を選んでいないなあ」ということがまざまざと判りました。
「仕事で成果をあげる」「妻や息子と幸せになる」など、例示がとてもわかりやすくて、思い当たるフシがありすぎ、「イタい」でした。でも、イタみがわかっただけ、ましです。
多分、本を読んだからといって、直ぐには実践するのは難しいと思います。でも、「自分の素直な心に、逆らっているよね」と判るだけでも、よりよくするの糸口が見えてくるのかなと思いました。
私が箱から出続ける為の、私なりの方法は、
- 他人の目(他人から自分がどう見えているか)を気にせずに、自分が他人をどう見ているかを気にする
- そのためには、自分に自信をもつ。自分に対して後ろめたいことはしない
- でも、「そういう風に行動してしまうときもある」ということを良く認識しておく
やっぱり、「太陽はいつもお見通し」なのでしょう。
なお、この本はamazon.co.jpでも、bk1でも、在庫がありません。手元において、たまに思い出すにはいい本なのに。
箱―Getting Out Of The Box
ジアービンガーインスティチュート The Arbinger Institute 冨永 星

文春ネスコ
2001-10
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出会えて良かったと思える本です
あなたをきっと世界一優しい人間に変える本
素晴らしい!Amazonで詳しく見る
2004年11月17日
「シンプル」で仕事が変わる!ビジネスを成功に導く7つの常識
「シンプル」で仕事が変わる!ビジネスを成功に導く7つの常識
著者が主張する7つの常識とは、以下(各章のタイトルでもある)。
- シンプルに考える
- 自分がしようとしていることを知る
- 物事には必ず段取りがある
- 実際にする人がいなければ、何事も進まない
- 物事が期待通りになることはめったにない
- 物事はできたか、できていないかだ
- 他人の視点で物事を見る
各章の導入には、その章の主題を実践しているかどうかの簡単なクイズもあり、面白く読める。ボリュームで主張の重点を決めるのは良いとは限らないが、7章と2,3,4章の記述が細かく、また具体的である。
1章には、「水平思考」という概念が出てきます。前提を崩さずに論理的に考えるのは垂直思考、ちょっと別の視点から考えるのが水平思考だと理解しました。多湖輝の「頭の体操」みたいな考えですね(古!)。現代では、IQサプリかも。2~6章は、特に新鮮な感動は、無かったかな。あ、4章で、「ダンスカード」(縦軸を抱えているプロジェクト、横軸を年月にした表。各月に各プロジェクトに要する予定時間を記録する。毎月の合計は所定従業時間の160~200時間に収まっていないと、計画段階で無理があることが明らかになる)を元に、上司に計画の変更を迫るくだりが新鮮かも。
7つの習慣(2章関連)や、手帳での年次、月次、日時コントロール(7章関連)や、マインドマップ(これも7章)も出てきて、ちょっとびっくり。マインドマップの参考文献として、「これが驚異のマインド・マップ放射思考だ!!」が紹介されていた。マインドマップの考えを説明する本としては、たくさん紹介されている「人生に奇跡を起こすノート術」よりも、いいのかな。
7章は、すべてのまとめでもあり、いろんなケーススタディが盛り込まれています。ここだけ読むのでもいいかも。また、気が向いたら、図書館から借りて読みたいですね。
「シンプル」で仕事が変わる!―ビジネスを成功に導く7つの常識
ファーガス オコネル Fergus O’Connell 木村 充

東洋経済新報社
2003-04
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根本が変わった。
全然ピンと来なかった
段取りベタな人に!Amazonで詳しく見る
2004年11月15日
発想する会社!
発想する会社!
世界最高のデザイン・ファーム「IDEO」の発想方法の本。中身はたくさん、なので筆者がピンときたものを記す。
イノベーションのステップ
- 理解:市場、顧客、技術、課題などを理解する。
- 観察(ここは重要):現実の使い方、を観察する。顧客に聞いてもダメ、自分の目で見る。
- 視覚化:新しいコンセプトと使っている姿を目に見える形にする。
- 評価とブラッシュアップ:プロトタイプ作成(3.)と評価を繰り返し、よりよいものとする。
- 実現:4.で固めたものを作る。
ブレストのための7つの秘訣
- 焦点を明確にする。顧客のニーズ・サービスの強化に焦点を置く。あまり限定しない。
「自転車に乗る人が、やけどをせずにコーヒーを飲む方法は?」
「dial upモデムを解して検索する顧客が最初の結果を見つける時間を短くするには?」
- 遊び心のあるルール。ルールを明示しよう。
「目に見える表現にしよう」「数を出そう」
- アイデアを数える
「部屋を出るまでに100のアイデアを見つけ出そう」
1時間に100個のアイデアが出ればGood,150個はExcellent
- 力を蓄積し、ジャンプする。流れが衰えたら、別の方法を考えてみる。
「何か他の方法はあるだろうか?」
「まったく手を使わないアイデアを考えてみよう」
- 場所は記憶を呼び覚ます
壁と机は紙で全面を覆っておく。アイデアを書き留める。
- 精神の筋肉をストレッチする。
言葉遊びなどで、グループをブレストに集中させる。(アイスブレークみたいなものか)
- 体を使う
種種のものを持ち込む。
絵や図や表を書く。
顧客の行動パターンなどを体で表現する。
ブレスト Don't
上司が最初に発言する、全員に順番が回ってくる、エキスパート以外立ち入り禁止、社外で行う、ばかげたものを否定する、すべてを書き留める
メンバの活性化のために
- チームメンバを、いつも顔をつき合わせるようにする
- チームに好きなことをさせる
- 種種のプロジェクトを並行して進め、アイデアを融合させる。
アイデアの種をまく・刈り取るために
- 雑誌の購読とネットサーフィン
- 映画監督になったつもりで、じっくり観察してみる。
- 一般公開する。プロトタイプや説明を、他の分野の人に行う。
- さまざまな主張に耳を傾ける
- アウトサイダーを雇う
- 違う人間になってみる。キーボードを親指だけで打ってみる。
- 二職種以上の仕事ができるように訓練する。
・楽しい経験をしてみる。夢のシナリオを考えてみる。
・枠をはみ出して色を塗る。
・失敗は成功の近道である。まずはやってみる。前例がなければ、試してみる。
OutLogicさんのサイトで、「[Ⅱ]アイデア創出からコンセプト化まで 」の参考文献として、No.1に上がっている本。イノベーションがもっとも必要と思われるデザインファームで実際に行われている内容を本にしてあります。IT系のハイテク企業もイノベーションが必要なことは論をまたないのですが、そのまま全てを適用するのは難しいかなと思います(でも「難しい」と言い切ること自体が、イノベーションを妨げているのかもしれませんね)。 その中から、私自身に参考となる項目をキーワードとして選びました。アイデア渇望症の方に、お勧めの本です。
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
トム・ケリー Tom Kelley ジョナサン・リットマン Jonathan Littman 鈴木 主税 秀岡 尚子

早川書房
2002-07-25
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2004年11月14日
変革の陥穽
変革の陥穽
イノベーションを進めるための組織(体勢、人事マネジメント)論。イノベーション実行に組織・人が「疲労」してしまい、変革の速度が減じる。すると、更なるイノベーションが要求され、疲労度が高まり、変革速度は落ちる、という「ジレンマ」の打破を目指す。そのため、「安定的な」イノベーションが必要、と説く。
イノベーションの頻度(数週間~数年)と、イノベーションのレベルから、イノベーションを4つに分類している。
- イノベーションレベル:低、イノベーション頻度:低→漸進的イノベーションが必要。組織はピラミッド構造(滅多に動かない)。
- イノベーションレベル:低、イノベーション頻度:高→断続的イノベーションが必要。組織はサイコロ構造(時間をかけて集中すれば。大きく変わる)。
- イノベーションレベル:高、イノベーション頻度:低→反復的イノベーションが必要。組織は車輪構造(すぐにころころするが、方向は1次元)。
- イノベーションレベル:高、イノベーション頻度:高→連続的イノベーションが必要。組織はピラミッド構造(どこへでも転がる)。
車輪構造は、変化を業務プロセスに組み込んで安定的なイノベーションを目指す。効率性と学習がキーとなる。メンバは、専門性の向上と新たな挑戦に焦点を置いて行動すると良い。
図書館返却日なので大急ぎで目を通した本。著者がArthur D. Little(訳者もArthur D. Little日本法人)なので、組織コンサルネタを抜き出した、という感じか。
主に、大企業(最低でも数百人)が「改革」を起こそうとするときに、どのような組織構造を設計し、そのメンバにどのようにモチベートするか、という事に主眼を置いています。
図が多く、読みやすい本です。大分類毎に「まとめ」が数ページついており、そこだけ読んでもエッセンスがわかる。というのはよろしい。
変革の陥穽(オトシアナ)
ピーター スコット・モーガン ヘンク シュミット エリック ホービング アーノウド ファン・デル・スロット
Peter Scott‐Morgan Henk Smit

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2004年11月 4日
できる上司の仕事はここが違う!
できる上司の仕事はここが違う!
リーダーの仕事は、戦略的/実務的課題のX軸、ルーチンワーク的/適応指向型課題のY軸の平面であらわされる。どこにポジションを置くかはケースバイケースだが、おおむね戦略的・適応指向型課題が必要だ。
リーダーは、全員の意識をあわせ、ゴールに向かっての課題解決を行う必要がある。これらは、以下の7つの行動で実現できる。
- 展望台から眺める:今、自分たちがどこにいるか、どこに向かうべきかを知る。
- 真実の姿を伝える:上で知ったことを、関係者全員に知ってもらう。
- 競合する価値観を明確化する:関係者の思いを明らかにする。思いの違いが存在するのは当然。そこに気付けばゴールに向かって進む方法のコンセンサスが取れる。
- 価値観の変化を支持する:従来の延長ではゴールへ進めない場合には、従来と異なることを行うことを後押しする。
- 対話を促進する
- 部下の苦痛を調整する
- 全員に集団としての責任を取らせる
図書館で見つけて、軽いタイトルに惹かれて、さっさと読んでブログネタにしよう、とおもったら、結構いいじゃない、この本。というわけで、半分まで読んだところで今日はおしまい。週末までに読むことにします。
題名は余り適切ではないですね。原題は、"The Real Works of Leaders"であり、こちらのほうがしっくりきます。日本語の「上司」は中間管理職的な色合いが濃いと私は思うのですが、本書が対象としているのは「リーダー」です。CEO、とまではいかなくても、かなりの権限(特に人事権)があるレベルを対象にしています。
って、あてはまらないじゃないか>私
できる上司の仕事はここが違う!―経営の現場に学ぶ実践リーダーシップ
ドナルド・L. ローリー Donald L. Laurie 小林 薫
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2004年10月27日
できる上司の仕事はここが違う!
人生に奇跡を起こすノート術
マインドマップの創始者の本を斜め読み。
マインドマップは、「ビジュアルに、一目で」表現されているのが肝である。そのため、カラフル、ふんだんな図などが特徴となる。そのような著者の意見を踏まえると、まだコンピュータのツールで「マインドマップ」呼べるものは無いのではないか、と思う。
私は、マインドマップの主旨からは少々外れるが、「木構造を手軽に表現する」とい
うことに価値を見出してFreeMind使っていきたいと思う。思考の拡大のために、どんどん枝を広げるのも便利だし、思考の集約のために枝を入れ替える、階層を変える等にも便利。
本は、後半になるに従い、宣伝色が強くなってきたのは残念だ。
追伸
bk1が重いので、G-Toolsさんが提供しているAmazonのweb作成ツールを利用させて頂いています。bk1,チャレンジャーだったら何とかしてください。
人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考
トニー ブザン Tony Buzan 田中 孝顕

きこ書房
2000-04
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2004年10月23日
ファシリテーター型リーダーの時代
「ファシリテーションとは、リーダーシップの一形態である。メンバを鼓舞し、誘導し、参加を促して、創造性や当事者意識、生産性を引き出す。」(本書より)
「ファシリテーション」という面白そうな言葉に引かれて、借りてきました。「オレはファシリテーター型のリーダーだ」とか言うと格好よさそうだし。
ハードカバーのビジネス書なのですが、体裁に似合わず、how to本ですね。平たく言えば、「会議の生産性を上げる方法」かな。使用するツールや準備、すすめ方などが判りやすく、かつ実践的に記載してあります。
数年の会社勤めをした人ならば暗黙的に身についている(はずの)内容を述べています(実践できているかどうか、は別にして)。私(会社員15年目)にとって半ば常識となっているスキルを、改めて体系的に認識するのには良い本でした。初めて会議を主催する人にとっても、会議の進め方のスキルを迅速に身に付けるのには良いでしょう。
できれば、「どうすれば、ファシリテーターを実践できるか?」に触れてもらえると、即座に行動に移せて、かつ継続ができて、とても嬉しいのですが。「場数を踏むことだよ」という答えは、無しでお願いします。
とても共感したことは、フリップチャートを使う点。
ホワイトボードではなく、フリップチャート(模造紙を束にして、イーゼルに立てかけたもの)を推薦しているのは、長年ホワイトボードを使ってきた身からすると、とても賛同できる。やはり、ホワイトボードは、その場で「消して」しまうことにより、記憶からも「消えて」しまうのだ。
最近はコピー機能付きのホワイトボードや、普通のホワイトボードをリアルタイムにPCに取り込めるもの(こんなのとかこんなの)があるけど、白板一杯に議論した内容をA4サイズに留め切れる者ではないし、それを参加者に配布してしまうと情報共有ができない。
「後日の保管・検索の容易性」と言う意味では若干難点があるが、「議論の生々しいの記録」は、大きな紙に勝るものは無いと思う。 「ブレストにはホワイトボードは向かない」派の私としては、とても納得ができた本でした(本の主題ではないところに賛同しているかも)。
フラン・リース著・黒田由貴子訳・P.Y.インターナショナル訳

出版社 プレジデント社
発売日 2002.12
価格 ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN 4833417413
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2004年10月 9日
福翁百話
福翁百話。福沢諭吉著。台風の中、図書館から借りてきました。1万円のお札でおなじみの、諭吉さんです。元は1900年頃に新聞に連載されたものらしいです。生活する上でのtipsが書かれています。bigtomorrowの読者層を60歳まで広げた感じの記事です。「学問のすすめ」を書いただけあって、机上の空論ではない学問(「実学」と言っています)にこだわっています。
「人当たりを良くする方法」とか、タイトルの付け方はいまいち。「こういうときには」というタイトルでなく、「人の話を良く聞く、わからないことは質問する」という「こうすべき」という内容をタイトルとする方が、後から読み返すときにわかりやすい。
さらっと読めたけど、一度読めばいいかな。
尚、同じ書で監訳者が違うものがあり、こちらは9800円! なんでだ?
2004年10月 3日
変な人が書いた成功法則
斎藤一人さんの、「変な人が書いた成功法則(講談社+α文庫)」。長者番付10年連続10位以内に入っている人。
内容は、「与えよ、されば与えられん」みたいな感じ。ポジティブに、幸せをかみしめていれば、もっと幸せになる。周りを幸せにすれば、自分も幸せになる。愛あらば IT'S ALL RIGHTみたいなものだね。
斎藤さんのお名前は、コーチプラスの佐野さんから教えていただきました。ご紹介いただいた本とは少し違うけど、多分エッセンスは同じでしょう。佐野さん、いつもありがとうございます。
2004年10月 2日
ビル・ゲイツの面接試験
休日なので、趣向を変えて、「ビル・ゲイツの面接試験」。図書館で、分類「336」で見つけた本。目次は、こちら。また、日経ビジネスの書評も掲載されている。
本書は、パズルを使った面接の歴史と、具体的な問題(副題にもなっている、「富士山を動かすにはどうしたらよいですか?」など)を述べ、そういう面接に対する傾向と対策を書いている。最後には、もちろん、答えもある。
* * *
感想。まずは、パズル試験を行っている会社があること、それがマイクロソフトであることにびっくり。日本でも、適性検査と称して訳の分からない試験をしたりしているので、同列か。でも、「適性検査」というまじめくさった形式でなく、「パズル」というノリのいい形なのが外資系(というか、西海岸系)なんだろうな。
どこかで、「マーケティングのプレゼンでは、日本の世帯数を5秒で求められる位の頭の柔らかさが必要」なんて言うのがあった。それと通じるものがある。
ビル・ゲイツの面接試験
ウィリアム・パウンドストーン著・松浦俊輔訳

出版社 青土社
発売日 2003.07
価格 ¥ 2,310(¥ 2,200)
ISBN 4791760468
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2004年9月25日
日本の真実
薦められた本。大前研一さんお得意の道州制から始まり、リスクテイクのすすめなど。
もう少し読んだら、またここに書くかも。
日本の真実
大前研一著

出版社 小学館
発売日 2004.07
価格 ¥ 1,470(¥ 1,400)
ISBN 4093896097
2004年9月24日
速プレ
先週、市立図書館で借りてきた。私が作成中の、月曜日の自社経営層へのプレゼン資料は、「見せる」資料ではなく「読んでしまう」資料になっているな、と反省。
でも、内容(企画ネタ)を詰めるのに精一杯で体裁まで手が回らない、というのが毎度のこと。企画のプロは、企画ネタ決めと資料作成をどんな割合でこなしているのだろう?
でも、うちの社内で、こんな格好いいプレゼン資料、見たことないな。やっぱり、会社の文化って、あるんですね。
速プレ
竹島慎一郎著

出版社 アスキー
発売日 2004.04
価格 ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN 4756144608
2004年9月20日
イノベーションへの解
先日の日記に書いた「イノベーションへの解」、借りてきました。まだ1章を読んだところ。でも、2章以降は興味があるところから読めるようだ。
1章を読んで。「企業への成功の圧力」(特に、新規の企業に対する)というのは、すさまじいモノがある。周囲の期待が達成できて当たり前(=株価維持)。期待以下だと、たとえ成長していてもNG。ここが、社の計画ではなく、周囲の「期待」であるところがミソ。なんか、株式公開じゃなくて、後悔しそうな章でした。
で、どうすればいいの? というのが、2章以降に書いてある、、はずです。
2004年9月15日
:ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 6 創造力
ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 6 創造力
ハーバード・ビジネス・スクール・プレス著
ISBN4-06-212025-9
Chapter 4 「機会認識」、5「イノベーションの事業化プロセス」、6「創造性と創造的集団」まで読了、あと7,8章が残っている。
個別論ではなく、原則論で書かれているために、淡々と読めてしまう。が、それでは教科書を表面的に理解しただけなのだろう。本当に理解して、使いこなすためには、実践が必要なのだろう。手っ取り早く理解する方法は、、ないのかな。「ケーススタディは、1000件をこなせば、ほぼ理解できたと言える」と、ハーバードビジネススクールは考えているらしいから、ひたすら(擬似)実践あるのみ。
6章は、拡散的思考と収束的思考についての触れているが、主に収束的思考について記載されている。多分、「収束的思考はコツがいるので、それを解説」しているのだろう。翻って、私の周りは、収束的思考の得意であり、拡散的思考が苦手であるように思われる。著者(ハーバード)の周囲の標準と、メーカ系技術者の標準が違うのだろう。
、、なんて考えていると、面白い (が、本筋の議論ではないな)。
最後まで読んで、でも、多分買わないだろう。
2004年9月13日
ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 6 創造力
ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 6 創造力
ハーバード・ビジネス・スクール・プレス著
ISBN4-06-212025-9
Chapter 3「アイデアの創出-魔法のランプを覗く-」まで読了、あと5章残っている。
最初の「読者の皆さんへ」で、ドリームインキュベータの、堀 紘一が、「堅苦しい本ではあるが」と書いていてすこしびびった、が、「堅苦しい」というよりは、「教科書的」だと思う。言い換えると、当たり前のことが書いてある。
でも、当たり前のことって、なかなかできないんだよね。それをする"howto"本が山とあることからも、できないと悩んでいるのは私だけではないはず。
手元において、たまに基本に立ち返るときに使う本、かな。 気が向いたら最後まで読んで見よう。
2004年9月11日
クリティカル・シンキング 実践編
クリティカル・シンキング 実践編 「仕事」と「人生」を豊かにする技術
リチャード・ポール著・リンダ・エルダー著・村田美子監訳・巽由佳子訳
ISBN:4-492-55496-3
第1章「公平な視点で考える」の途中(P.37)まで読了。Fairと言う単語が大好きな、英語圏の方らしいタイトル。"How"の話は(今のところ)なく、一般論と読者への問いかけ(エクササイズ)になっています。
もう少し踏み込んで、「こういうきっかけ・行動で、『公平な視点』が養える」というアドバイスまであると、わかりやすいかなあ。
もう少し、読み進めてみます。












