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2009年6月28日

あなたが年収1000万円稼げない理由 田中 和彦著

冒頭にあるように、本書を読めば1000万円が稼げるわけでもないし、また「1000万円」という数字に深い意味があるわけでもない。
ハイパフォーマーとなるための考え方が書いてある本である。以下、抜粋。

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2009年5月 6日

なぜ社員はやる気をなくしているのか 柴田 昌治著

「リーダーシップ」の必要性を説いた本は多いが、本書は「スポンサーシップ」が必要と言う。

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2009年5月 1日

コア事業進化論 クリス・ズック著

戦略コンサルファームのベインアンドカンパニーの著者が、コア事業を再構築させるための手法を説いている。原題は「Unstoppable: Finding Hidden Assets To Renew the Core and Fuel Profitable Growth」。趣旨は副題のとおり、「隠れた資産で事業改革する」というものだ。
和訳はベインの日本チームが担当している。山本真司さんの名前がクレジットされているが、彼は以前読んだ「40歳からの仕事術」を著したときはATカーニーのVPだった。コンサル業界は人材流動性が高い。

以下、気付いた点のメモ。

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2009年3月27日

坂本桂一の成功力

フロイデの会長で、アスキーサムシンググッドの社長など、数々のベンチャーを立ち上げてきた著者が訴える「成功力」とは、「何が何でもやる」という気合とそれを愚直に実行する実行力だ。

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2008年7月15日

ビジネス脳はどうつくるか 今北純一著

以前に「ミッション」と言う本を読んだが(簡単な感想はこちら)、その著者が自分の思いをぶつけた本とも言える。事実、あとがきによれば、鮨屋での熱い想いの話からこの本は生まれたらしい。

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ブレインライティング 高橋誠著

「ブレインライティング」による発想法の本。ブレインライティング自体の説明と、それに必要な発想法及び収束法の説明に分かれている。

ブレインライティングは、一言で言うと「筆記版のブレスト」である。6・3・5法とも言われ、「6」人で、1ラウンドに「3」つアイデアを出し、1ラウンドは「5」分間で終了させるものである。3行×6列のシートを6人で回しながら、各マスにアイデアを書いていく。1ラウンドが終わると、前の人が書いた3つのアイデアの下に次のアイデアを3つ書き足していく。

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2008年7月10日

絶妙な「仮説力」をつける技術 馬場 了著

発想型の仮説立案ステップの解説書。手順とtipsが記載されている。仮説検証後の広がりを持たせるために「2軸で4つの仮説を作れ」はユニーク。
B2C用を想定しているが、B2Bでも応用が可能だ。但し、顧客の業務フローや困りごとを想定する必要があるが。
以下、気づいた点を列挙。

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2008年7月 8日

仕事に役立つインテリジェンス 北岡 元著

著者は、外務省他でインテリジェンス=情報分析に従事した方。なので、実例もフィクションではあるが生々しい。

以下、気づいた点から。

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2008年7月 7日

説明上手になれる「らくがき」の技術

A guide to drawing out ideasの和訳本。著者は絵を使ったファシリテーション会社の創設者であり、「絵ことば」の普及に努めている。そのため、「書く行為」よりも、書く「絵」自体に重点が置かれている。
コンピュータのクリップアート集に掲載されている絵を、自分で書くための技法の紹介である。文中にも種種の絵が掲載されており、かつ書く順序、気をつけるポイントなど、実際に書く時の勘所も丁寧に解説しているのでわかりやすい。

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2008年7月 1日

一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング 石井 裕之著

コールドリーディングの第一人者(?)の著者が、コールドリーディングの原理とその手口を説明している。

コールドリーディングとは、何も前提が無い状態から相手の情報を読み取る技術である。自身が情報を提供していると思わせずに情報を入手することにより、あたかも相手のことを知っている(見通している)ようにみせてしまう。これにより、相手が自分を全面的に信頼するようになる。

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2008年6月29日

たった三行で会社は変わる 藤田東久夫著

パーツメーカで有名なサトー社長の著。日本航空に就職して、縁故で入社した著者。「創業者よりもそれを継続する社長の方が大変」と言うことを実感し、それでも「まずは変化」を起こすことにより同社を成功に導いた。そのための「肝」が、「三行提報」である。これは全社員が127文字で毎日社長に報告する仕組みである。

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2008年6月23日

企画力!ビジネスプロデューサになる50の方法 横山征次著

ビジネスプロデューサとは、新しい価値観をもって事業を創り出す人々を指す。
本書は、著者が2003年に多摩大学で開いた「ビジネスプロデューサ講座」を基にしている。同講座では13人の現役ビジネスプロデューサが講演し、ビジネスプロデューサの心得を話したようだ。

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2008年6月21日

ビジネスマンのための発見力養成講座 小宮一慶著

経営コンサルである著者が、他人に先んじて「発見」するためのコツを記した本。
講演を多数行っている著者らしく、講演を聞いているような感覚で読み進められる。

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2008年6月19日

5%の人を動かせば仕事はうまくいく 長谷川和廣著

著者は経営コンサル。ニコン・エシロールの前社長として、赤字を1年で黒字転換させた。

人を動かすためのtipsが満載である。著者が「はじめに」で触れているように、ビジネス心理術が50個以上掲載されている。

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2008年6月18日

デジタルハック 舘神 龍彦著

少し前に流行った「ハック」本。言葉は新しいが、「効率的に仕事を進めるためのIT系のtips」だ。

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2008年6月16日

アメーバ経営 稲盛 和夫著

京セラの創始者であり、京都財界の重鎮である著者が、京セラの骨格を成す「アメーバ」について述べた本。

本書の前半は、アメーバについて述べている。
「アメーバ」とは、数値管理ができる小集団を意味する。営業や製造という大括りではなく、「A部品の加工」や「B材料の購入」というレベルでの小集団である。京セラでは、アメーバ単位に収益を管理している。
後半は、アメーバを使った具体的な管理方法を、主に工場での計数方法について述べている。

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2008年6月14日

結局「仕組み」を作った人が勝っている

「仕組み」とは、労少なくしてもうかるシステムのこと。良く、「ちゃりんちゃりん入る商売」等という言葉を使うが、本書が目指すのはそれである。

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2008年6月13日

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 山田 真哉著

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉の対となる本。著者は、両方読んで完結する、と言います。本書タイトルや、当初から<上>としているあたりは、すばらしいマーケティングだと思います。

前著は数字の話に終始しましたが、本書は「ビジネスは数字だけではない」と言うことを述べています。例えば、投資対効果という数字で考えれば、食い逃げに対してバイトを雇うのは意味が無いのですが、店の評判などの定性的効果も考慮すべきだと本書は訴えています。
他にも、企業の成長のための予算であるはずにもかかわらずそれに縛られてしまうという本末転倒の例などもあり、誤った数字至上主義に警告している本です。

ただ、ストーリー仕立てにしたために、若干冗長という印象を受けました。もうすこしあっさりしても良かったのではないかと思います。


「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い   禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)山田 真哉


おすすめ平均 star
star数字の扱いがちょっと上手くなる1冊
starよく考えて工夫している
starさおだけ屋シリーズ(?)の中でナンバー1
star見出しがうまい。
star数字と会計について考える

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2008年6月12日

食い逃げされてもバイトは雇うな 山田 真哉著

大ヒットとなった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の著者の本。タイトルが絶妙です。

内容は、数字の威力や投資対効果の定量評価、さらには会計諸表の解釈の仕方など、読み進むにつれて高度になっていきます。タイトルでもある「バイトは雇うな」については中頃で述べています。

特売がなぜ398円なのか、とか、東海道新幹線の00分発は、なぜ新大阪行きが多いのかなども、本書を読めば判ると思います。

心理学から会計学までの幅広い分野で、数字に親近感が沸く一冊です。
著者も述べていますが、「一時間で読める本」です。時間のあるときに、薀蓄を語るためにどうぞ。


食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉山田 真哉


おすすめ平均 star
star数字と感情の間
star数字嫌い度が100%の人でも数字好きになるかも
star見出しが上手いな〜
star分かりやすくコンパクト
star分かりやすいし、面白い!!

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2008年6月 9日

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか? 枝廣 淳子+小田 理一郎 (著)

表題を読んで興味を引かれた。副題にある「小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方」が良く内容を表している。

「システム思考」とは、物事の因果関係を明快にする思考である。それを表現する方法として、「ループ図」をふんだんに活用している。これは、複数の因果関係はループしている場合が多いからである。
ループ図を描いた後には、対策をすべきポイントを選定する。それには、ループを壊す(もしくはループを加速する)最適な点を見つけて対処する。
著者らはチェンジエージェント社(http://www.change-agent.jp/)の役員である。同社のサイトに、ループ図の具体例がいくつか載っているので、こちらを見るとイメージが湧くだろう。

私が受講したグロービスのクリティカルシンキングでは、Day6でループ図を使って課題解決を行った。その際に、非常に判りやすかった印象がある。複雑な関係をまず図示して明確化し、その後対処を考えるという手順は汎用的であり、かつ「ループ図」はそれに適したツールだと思った。


なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方枝廣 淳子


おすすめ平均 star
star手軽に取り組めて効用は大きい

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2008年6月 8日

上司のすごいしかけ 白潟 敏朗著

社員のやる気を上げる20の簡単な「しかけ」を具体的に記している。360度評価やMBO,PDCA等のマネジメント機能を、非常に判りやすく記載している。

著者は、主に中小企業向けのコンサルティングを行っているトーマツイノベーション(http://www.ti.tohmatsu.co.jp/)の社長。読者も、同社が主な顧客とする層を想定しているようだ。

原理には目新しいことは無いが、それを非常に簡単に「実行」できるようにしたのが本書の特徴。たとえば、「常に『結論から先に言え』の11字を唱えろ」とか、「あなたはどう思うの?」と聞け、とか、それだけ覚えていればスムーズに進むことが20個列挙してある。まず、日常業務のモチベーション向上を手っ取り早く行うtipsとして、有効だろう。


上司の すごいしかけ
上司の すごいしかけ白潟 敏朗


おすすめ平均 star
star読みやすく面白さもある
starとにかくひとつでも。
starあまりにも簡単だが、意外に実践されていないのでは
starナンバーワン社員評価シートは、すごくいいかも!
starデキる上司はもうやってる。

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2007年11月10日

日経キーワード重要500 2009年度版

日本経済や金融、社会などの21個のトレンドに対して、各々のキーワードを列挙して解説している。索引は、キーワードを五十音順に並べている。「CAD景気」や「うちエコ」など、あまり聞いたことが無い語句も並んでいた。

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2007年11月 8日

その前提が間違いです。 清水勝彦著

論理思考力の強化の必要性については言を待たない。本書では、論理展開の開始点である「前提」について、再点検する必要があることを述べている。

本書は3つの章から構成されている。各章とも、「問題→起点(前提)→解決案」という流れに対して、同じ問題でも前提を変えると解決案が変わることを数個の具体例で示している。

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2007年10月 8日

MBAオペレーション戦略 遠藤功著

「『オペレーション』戦略」という言葉は聞いたことが無かったのだが、実際は「会社の業務で他者優位性を発揮させるための戦略」ということ。以前書いた「ナンバーワン企業の法則」に出てくる「オペレーショナルエクセレンス」を実現するための戦略のことである。

本書は、そのための戦略を5種類に分類している。CRM、SCM、調達、研究開発、管理スタッフ業務である。

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2007年9月20日

伸びない市場で稼ぐ! 

原題はHow to grow when markets don't。「ザ・プロフィット」を書いたスラウォツキーの著である。利益モデルを23パターンに分類した同書は、目新しさは無かったものの、MECE的な確認には便利だった(今はもっとパターンを増やして考える必要があるだろう)。

本書では、「成熟した製品は、それ自体の改良では大きく儲ける事が出来ない。そのため、著者は2つの手段を講じるべき」、と説く。

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2007年9月15日

ファシリテーション・グラフィック 議論を「見える化」する技法

結果を出す議論を行うためには「見える化」がとても重要である。単なるホワイトボードの書き方、といってしまえばそれまでだが、常に参加者の注目を集めるホワイトボードにどのように記すかによって、会議の成否が決まるといっても大げさではない。
本書は必要な道具(付箋、太い筆記具など)の列挙から板書の仕方(アンダーラインの引き方、レイアウトの方法など)を具体的に、かつ豊富に例示している。
議論の進行とグラフィッカー(板書を行う人)の頭の中と、ホワイトボードに書いてある内容の3セットで、擬似会議を進行させている章も面白い。実際に「うまく板書ができる人は、こんなことを考えているんだ」というのが非常に参考になる。

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2007年8月28日

アマゾンのロングテールは、二度笑う 鈴木貴博著

副題は、「『50年勝ち残る会社』をつくる8つの戦略」。題名にあるアマゾンの話は、8つの戦略の1つである。副題の方が内容に即しているが、キャッチーなタイトルとして表題を選んだのだろう。

本書の最も伝えたいメッセージは、「自分の有利な土俵で戦う。あわよくば、戦わない。そして、土俵の選び方が、最重要な戦略である。土俵を決めたら、徹底的に集中する」という点である。

著者が前書きで書かれているように、「休日にさらりと読める戦略本」である。そして、章題に象徴されるように、身近な具体例で判りやすく戦略を解説している。

以下、一部引用&要約。

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2007年8月21日

シャドーワーク 一條 和生 徳岡 晃一郎著

「シャドーワーク」とは、公式の組織で規定された権限や役割などにない、自主的な意思で行う活動である。予定調和で進まない現在において、イノベーションの源泉となる活動だろう。

本書は、日産、リコー、シマノなど複数企業でのシャドーワークの実例をあげて、企画型事業を生み出す場合にシャドーワークの有用性を説いている。

また、シャドーワークを実行するに当たっての「6つのカベ」を列挙し、その対策を記載しているのも面白い。ちなみに6つのカベとは

  1. 上司のカベ
  2. 組織のカベ
  3. 文化のカベ
  4. バカのカベ
  5. 技術のカベ
  6. 人事のカベ
である。
常に成長したいのは企業または個人の普遍の願いであり、そのためには過去の経験に基づくルーチンワークだけでなく、不確実が伴うことを手掛けることが大切だと思う。

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2007年8月17日

「技術者力」の高め方 水島温夫著

「技術者力」と言うタイトルを見ると技術習得方法の本かと思うが、全く違う。だが、中身は「技術者よ、5つのスキルを磨いて、収益力のある事業を手掛けなさい」というものである。5つのスキルとは、

  • 戦略構築力
  • 反射行動力
  • 擦り合わせ力、組み合わせ力
  • 「場」力
  • 「塊」力
である。
これらと、著者が提唱している「戦略ビジネスプラットフォーム」(技術レベルと顧客価値観の2軸)とを組み合わせて考えることにより、日本企業の勝ちパターンを構成できる。

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2007年8月 8日

「新規事業」はどうすれば育つのか 吉井信隆著


新規事業を立ち上げたい人向け、というよりも、新規事業を育てたい人向けの内容。著者は、リクルート在籍後インキュベーション(事業孵化)を行うインターウォーズを設立した。

本書では、「出島」構想など同社の宣伝も一部はあるものの、一般論として「新規事業を育成するにはどういう仕組みが必要か」について概説している。目次も充実しているので、それだけでも目を通すと著者の主張の概略をつかむことが出来る。

本文では、新規事業応募シート、事業のスクリーニング基準、事業開発のフェイスシート、事業家の際のチェックリストなど、同社が使用していると思われるツールも具体的に記載されており、参考になる。

以下、目に留まった点から抜き出し。

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2007年7月10日

「壊れ窓理論」の経営学 マイケル・レヴィン著

「少しの綻びが大きな犯罪を呼ぶ」という「壊れ窓理論」。ニューヨークの凶悪犯罪を一掃するために、地下鉄の落書きを許さない活動から着手して大きな成果をあげた。
「壊れ窓理論」をビジネスに応用して、ほんの些細な問題から顧客を失っていくことになることを本書は示している。

ハードカバーだが、200ページ程度なので気軽に読める。具体例も豊富にあり、一つ一つが共感できるのだが、「それが必要十分条件か?」という疑問は残った。
確かに、細かいところまで気を配る必要はあるとは思うが、それで事業が好転するか、というと、他にも考えるべき点はあるのではないか、と思う。


「壊れ窓理論」の経営学 犯罪学が解き明かすビジネスの黄金律
「壊れ窓理論」の経営学 犯罪学が解き明かすビジネスの黄金律M・レヴィン 佐藤 桂


おすすめ平均 star
starタイトルに惑わされるな
starありがちな一冊。
star壊れ窓理論ではないと思う
star標題に釣られて。。。

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2007年6月28日

戦略不全の論理 三品和広著

前半では、日本企業の低収益の原因が「戦略がない」ことに拠ることを各種データを使って説明している。例えば、米国企業と比べると以下の傾向がある。

  • 日本企業は、好況時は流れに任せて無策、不況時は課題を先送りして無策。そのため、全般的に低収益となる「慢性低収益症状」。
  • 米国企業は突飛な戦略により一時的に低収益に陥ることもある「急性低収益症状」。

後半では、日本企業のヒトの状況に触れつつ、「ではどうするか」を簡単に示している。

  • 事業の責任を負うがゆえに戦略を担うべき事業部長が、「管理職」になっていて「経営職」ではない。事業部長職の任期の短さ(平均2年弱)や、将来の検討ではなく過去の反省から来る運営を行う為だろう。
  • 日本は、現場からたたき上げた最強の職能部長(=管理職)を作るシステムには長けている。しかし、経営職を作るシステムは皆無だ。
  • (参考) 経営職は長期収益の上限を定め、管理職は収益の下限を管理する。経営職は明日に立ち向かい、管理職は今日を保証する。
  • 米国型のMBAスクールは経営職を育てるには最強だが、副作用(エリート意識、現場無視)も強い。

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2007年6月16日

アイデア会議 加藤昌治著


「考具」の著者が、企画を生み出す「アイデア会議」(企画会議ではない!)について書いた本。「考具」と同様、著者の実体験が豊富に入っています。表紙も、どこと無く「考具」に似ているし。

本から気づいたところを抜書き。

  • 企画会議(企画をプレゼンして選ぶ会議)の前に、アイデア会議(企画に盛り込むアイデアを決める会議)が絶対に必要!
  • いいアイデアを見つけるに必要なのは、膨大な選択肢。
  • アマチュアとプロとの差は選択肢の数。
  • アイデア会議は手ぶら厳禁。必ずアイデアを持ち寄る。
  • ディレクター(=決める人)は、自分のゴールイメージと今のアイデアのギャップの感覚をつかんでいたい。
  • ディレクターの直感はかなり正しい。逆に言うと、その直感がないとディレクターになれない(仮になったとしても企画が通らない)。
  • 「面白さ」と「筋が良い」のは背反かも知れない。でも両立したのが「コア・アイデア」。
  • 筋が良いコアアイデアは、
    1. クライアントの課題を解決し、
    2. クライアントの文化や風土とマッチし、
    3. 社会と調和していること

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2007年6月 2日

戦略の実学  谷口 和弘著

主に大学の学部生に向けて書かれた「戦略」の解説本。荒川静香や、浜崎あゆみなど身近な例で戦略を解説する。また、「ブルーオーシャン戦略」などの最近のトレンドについても、ざっと要約しているのも便利。

ただ、「戦略」について身近に感じてもらおうとするあまり、例もしくはルビが語り口調であるのが読んでいて気になった。私がすっかり年を取った^^;というのもあるかもしれないが、本書の手法は、著者の意図とは逆に論点をぼかし、読みにくくしてしまっているような気がする。

学生または卒業して間もない人にとっては、企業の戦略を考えるための格好の入門書になるだろう。

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2007年2月 1日

失敗を生かす仕事術 畑村洋太郎著

著者は、東京大学で機械工学を専門として研究をしていた中で、失敗(試行錯誤)のノウハウを集積して「失敗学」として体系化した。本書は「失敗学」を学問として捉えた本ではなく、「失敗学」の考え方を踏まえてどうすべきか、というtipsを集めた本。

本書のメインテーマではないが、要求機能→機能→機能要素→機構要素→構造→全体構造という連関から成る「思考展開図」が掲載されている。表現は違うが、内容は「問題解決手法」と通じるところがある。
「要求機能」で問題(イシュー)を特定し、機能及び機能要素で、問題箇所の特定(Where)と発生原因(Why)に分解する。機構要素で、Whyの解決策を導き(How)、それを組み合わせることにより(構造→全体構造)、当初のイシューへの解決策を提供する。

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2007年1月30日

イタリア人の働き方 内田洋子,シルヴィオ・ピエールサンティ著

「国民全員が社長の国」という副題が付いているように、イタリアで事業を営むユニークな社長のエピソードを集めた本。VIPご用達の靴磨きや、2年以上のバックオーダーを抱える生ハム業者、果ては悪魔払い専門の新婦など。
いずれも自身の仕事に誇りを持っているのがとても良く分かる。

冒頭に、

ミラノ工科大学の調査で、イタリアの第三次産業に属する起業家のうち10人に9人が「収益を上げることが自らの起業と経営目的の第一義とは考えていない」と回答し、「事業を起こした理由は、自分だけの独創的な企画を実現したかったから。会社を通じて自分が生活する地域社会の環境をより高めたい」としている。

とある。「自分自身」や「地域」、そしてここに記載は無いが「家族」」への尊敬の念が大変強いのだろう。

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2007年1月27日

商品企画のシナリオ発想術 田中 央 著

著者は、「写ルンです」などの製品コンセプトを作ってきた。本書では、シナリオにより商品イメージが明確になることを種々の具体例で示している。以下は、thikのバイアスがかかった要約。

  • 製品には機能性と情緒性がある。
  • シナリオベース(「モノ」作りではなく「コト」作り)の考え方は以下のとおり。
    1. 現状の課題を挙げる。例えば、ユーザの不満(フィルム装填が面倒、カメラを持たないといけない)、メーカの不安(新規格フィルムは作り続ける必要あり、現像所網の維持も必要)、メーカの不思議(高級デザインカメラは不振)など。
    2. それを技術的に、あるいは事業の仕組み的に解決する対処案を考える。フィルム内蔵でどこでも売っているなど。
    3. 製品のイメージを考える。製品のコンセプトイメージ(例:親近感)から同義語や常套句、比喩を使ってイメージを膨らませる。「身近な、しっくり」や「名刺入れ、ライター、キャラメル」など。
    4. リストアップしたイメージに、「モノ」を当てはめてみる。キャラメルに当てはめると、カラフルな紙パッケージのカメラが思いつく。
    5. 5W1Hなどで利用シーンを想定し、シナリオを考える。
  • シナリオ作成のポイント
    • 想定時期を明確にする
    • 客観的データだけではなく主張や願望を含める
    • 「モノ」の核のコンセプトと提供価値をしっかり把握する
    • 5W1Hなどでシーンを具体化する
    • 機能、操作、行為がわかりやすいようにする

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2007年1月17日

日本人の価値観・世界ランキング 高橋徹著

世界各国での同一の質問結果に対する分析から、国民性を見つけよう、というのが趣旨。中公新書のラクレというシリーズの一冊。定価は760円です。

「へぇ」的な点としては、「親は子供の犠牲になるのも止むを得ない」というのが73カ国中日本が72位である点。家族主義的な日本と個人主義的な欧米というステレオタイプは幻なのかもしれない。話の種になりそうな項目は他にも有るが、ちょっと見方を変えると、「こんなデータからこんな結論を引き出すことができるのだ」という点も面白かった。

先程の「子供の犠牲」の項目でも、「『犠牲』の度合いが各国で違うために生じたデータであり、実際には統計上の数値ほど違いはないのではないか、と指摘する。即ち、日本では大学卒業まで親が面倒を見るなど、「犠牲」の度外が高く、米国などでは「犠牲」の内容が日本ほど濃くないため、犠牲を払ってもよいと考える人が米国のほうが多かったという統計データになったのではないか、と唱える。

本書を読んでいると、データの解釈は多面的に行えるのであると改めて感じた。

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2006年12月25日

ホワイトハウスの超仕事術 ヘザー ベッケル著

クリントン大統領の側近だったジョージ・ステファノポロス氏のアシスタント(秘書ではない)だった著者が、仕事をうまくこなすためのノウハウを満載にした本。アシスタントという職は日本では聞きなれないが、「補佐」という言葉が適当か。アシスタントは、身の回りをお世話する秘書とは違い、ボスの仕事のノンコア部分を担当し、コア部分に集中できるようにするのが職務である。
本書は、アシスタント職に限定したtipsではなく、どんな仕事にも通じるノウハウが種種述べられている。以下、気づいたものから抜粋する。

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2006年12月23日

正しければ、それでいいの? シュミット&ギャラガー著

Is It Always Right To Be Right?が原題。「自分が(仮に間違っている、とうすうす感じていたとしても)正しいと主張し、相手を論破するのがよいのだろうか?自分の主張と相手の主張を認め合い、新たな発見とより良い主張に昇華させていくほうがよいのではないか?」と主張する。
Part1,2に分かれており、Part1は1ページに2,3行+挿絵、という構成で、「自分至上主義者」ばかりの企業が崩壊し、そして「自分の誤りや相手の意義も認める」ことにより、従来以上のものを手にいれられると説く。

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2006年12月22日

P2M入門 小原重信著


P2Mはプロジェクト&プログラムマネジメントの意。ソフトウェア開発などのプロジェクトマネジメントにとどまらず、より広い範囲のプログラムのマネジメントまで含む手法についての入門書である(ここでは、複数のプロジェクトが有機的に関連した「事業」を、プログラムと定義している)。

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2006年12月21日

なぜあの会社は儲かるのか?山田英夫、山根節著


慶応ビジネススクールと、早稲田ビジネススクールの教授の共著。ビジネススクール等では、経営戦略と財務戦略が切り離されてしまっていることに問題を持った著者らが、6つのトピックに対して経営と財務の両面から分析した本。内容は平易であるが、企業分析の考え方を理解するのに役立つ。

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2006年12月20日

現場を動かすマネジャーのための 戦略を実行する技術

原題は"Translating strategy into action"。ただ、「実行」のためのtipsはあまり無く、「戦略」をビジョンに変え、戦術に落とし込むまでの方法に大部分のページを割いている。

色々なフレームワーク(枠組み)が出てくるのは、参考になった。

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2006年12月11日

研修が教えないビジネス能力の磨き方 落合 敏明著

プロジェクトなどの失敗からどのように学ぶかという点について、ロジカルシンキングや、クリティカルシンキングの考えを取り入れながら述べている。
原因と責任を明確に分け、原因を徹底して追求して再発しないための具体策に落とすことが著者の主張の中心のようだ。最後には、著者が研修での指導の模様を書き下ろしている。

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2006年12月 4日

仕事の禁句変換辞典 「コトバ最適化」研究会 著

メーカーや広告代理店、研究者などの任意の集まりである「コトバ最適化」研究会が50個の「禁句」を選び、それを適切な(毒の無い)言葉に変換した本。とてもユーモアが効いていて、なかなか良い。
全部を挙げてしまうと本書を読む意味が無いので、いくつかピックアップする。

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2006年11月14日

川本裕子の時間管理革命

「世界で一番大切な『自分コスト』の使い方」という副題がついている。

著者は、マッキンゼーのシニア・エクスパートで最近は各種の政府役員を務めている。マッキンゼー流
の考え方を軽く紹介してから、著者のオリジナルな時間管理術を紹介している。

  1. 第1章「問題は『出口』から考える」では、仮説検証思考の説明や、MECE、インタビューテクニックなどに軽く触れている。いわば、マッキンゼーの共通スキルという内容である。

  2. 第2章「時間管理は『総量管理』から」は、著者の時間への考え方を述べている。キーワードは以下。
    • 「自分コスト」:時給を把握し、計画時に時給に見合うかを考える
    • 「隠しポケットをなくす:締め切りのマージン(余裕)をなくし、かつ必ず締め切りに間に合わせるようにすることで、鮮度高い作業を集中的にできるようにする。

  3. 第3章「スケジュール作りの心得」では、時間管理ののtipsに触れている。興味深い点は以下。
    • 週間スケジュールで概略の作業分担を行い、毎日のスケジュールはそれを時間帯毎の作業に落とし込む。
    • デューリスト(TODO、アクションアイテム)をつくり、かつ消しこむ。
    • スケジュールをカラー化し、自分のイメージに訴える。

    スケジュールを色分けする点は、なるほど、と思います。私はあまり色は使いませんが、学生の頃に他人のカラフルなノートを見ると、とてもわかりやすかった思い出があります。

  4. 第4章「仕事、休み、遊び」は、「人生を良く生きるためのアイデア」というサブタイトルがついているとおり、「なぜ時間管理をするのか?」を考えさせてくれる。以下は、著者らしい指摘項目。
    • 授業参観に行きましょう。ストレートな子供の考え方は、仕事だけでなく人生全般に大きな示唆をしてくれる。
    • 自分にとって、一番大切なものは何?時間管理は優先順位付けと表裏一体であるが、その際に自分の価値観をしっかり持っている必要がある。
    • 空間もコスト。効率よく使うために、何がどこにあって、それはその場所に見合うのかを抑えておく必要がある。デジカメで撮影するのは効果的。


130ページ程度の本なので、さらっと読めてしまう。
本書からのアウトプットは、「行動」がすべて。読むことで満足することなく、それを日々の実践につなげる必要があろう。その意味でも、簡単に読める分量でうれしい。

私もフランクリンの手帳を使って、日毎のTODOや、時間管理を行おうとしている。やはり、時間の使い方の効率を向上させる手法には王道がなく、計画→行動→修正を確実に、地道に行っていく必要があると再認識した。

そろそろ来年の手帳の季節。いろいろな方から手帳を頂く機会があるが、来年もやっぱりフランクリンの1年物を自分で買って使う事になるでしょう。

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2006年11月 2日

ネット資本主義の企業戦略

ネット資本主義の企業戦略 フィリップ・エバンス/トーマス・S・ウースター著

ボストン・コンサルティング・グループ訳


ある事業の参入戦略を練っていて、「垂直統合」「水平分業」や、「レイヤマスター」などの言葉が気にかかり読み出した本。もう一冊、同じくBCGの内田さんが書いた本は現在読んでいる。

1999年に執筆された。当時であれば先鋭的な分析であったと思うが、今となっては一般化してしまった内容が多い。用語はこなれておらず、ちょっと読みにくいのも難点。
また、現在及び近未来の状況の俯瞰と、そこからいえることを帰納的に述べており、「で、どうしたらいいの?」ということについてはほとんど触れていない。コンサルティングファームが執筆した本に多いパターンであり、後は個別コンサルをしましょう、ということ、だろう。

以下、備忘録代わりに内容をかいつまんで記す(thikの主観が入っていることに留意)。

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2006年7月 3日

<育てる経営>の戦略 ポスト成果主義への道 高橋伸夫著

著者は、人的資源及びモチベーションの向上が優れた経営につながることを説き、客観評価による成果主義が育てる経営と逆行していることを述べている。

本書は、2004年に著者が記した「虚妄の評価主義」の続編なのだろうか。同書の引用と、それを踏まえた記述が各所にある。だが、前著を読んでいないthikにとっても、本書の内容は理解できた。

著者の主な主張は、以下の通り。

  • 成果主義が上手く回っているように見える日本の会社は、評価が成果主義に合うように、成果主義を「逆算」している。すなわち、評価者の頭の中には評価結果があらかじめ用意されていて、それを満足させる基準を作って、成果主義が破綻していないように見せかけているだけである。
  • 日本の企業が上手く回っていたときは、年功序列ではなく日本型年功制であった。それは、「仕事の報酬は次の仕事」「給与は、生活費的な扱い(報酬及び動機付けではない)」という2点に特徴があった。

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2006年6月27日

ブランド王国 スイスの秘密 磯山 友幸著

日経の新聞記者として、チューリヒ支局に在住していた著者がスイスの強さをまとめ、日本の今後の成長のために7つの提言を行っている。
本書の中で、スイスの強さは以下に代表されると言っている。

  • 既存ブランドの重要視。
    スウォッチやネスレなどはM&Aで企業体力を強化してきたが、その際にブランドを統合することなく既存ブランドを活かしてきた。そのため、既存ブランドを信頼している顧客をそのまま確保しながら成長ができた。
    一方、日本ではM&Aの際はブランドまでを統合しようとする。そのため、ユーザが混乱する場合が多い。銀行合併などが良い例。
  • 顧客重視の金融業。
    秘密保持を最重要と考える銀行などの金融業が伝統的に強い。世界の金持ちのニーズを的確に捉えているサービスを実現している。

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2006年6月26日

43の図表でわかる戦略経営 中村元一 崔大龍 嶋田淑之著

20代から30代を主に対象と冒頭に記してある。本書は、経営戦略と共に「自分に何が出来るか」をあわせて考えるように読者を促している。

記述は、なかなか難解だと感じた。著者らの独自の概念を多用した抽象的な記述が多いが、J&JやIKEAなど具体企業の例も取り混ぜて、わかりやすくしようとする努力は伺える。

総花的にならず、もう少し内容を絞り込んでもよいのではないか。また、縦書きの本にもかかわらず、肝心の図表が横長、すなわち本を90度回転させないと読めない場合が多かった。本文と図表をスムーズにつなげるために、図表は本を縦位置のまま読めるものにした方がよいのでは。

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2006年5月22日

みんな変わり者だった バリー・J・ギボンズ著

原題は"Dream Marchants and Howboys". Howboysってどういう意味でしょう?
バーガーキングの元CEOだった著者から見た、変わっている10名のCEOの物語。10名とは、ベネトン、ダイソン(掃除機で有名)、デル、ボディーショップ、ウォルトディズニー、AOL、ヴァージングループ、アップルコンピュータ、サウスウェスト航空、スターバックスコーヒー。名前を記さなくても思い浮かぶ人も多い。いずれも、自分の夢をしっかり持ち、お客さんが喜ぶビジネスを進めてきた。その結果として、素晴らしいブランドを築いている。

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2006年5月18日

経営者、15歳に仕事を教える 北城 恪太郎著

IBMの元会長の著者が、中学生を想定して「仕事とは何か」をわかりやすく記した本。語り口調でかかれていて、また活字も大きいため、すらすらと読めます。
構成は、著者が入社してからの時系列順のエピソードに触れ、そこから導き出せる「仕事の要(かなめ)」について説いています。エピソード自体は非常に平易のために、中学生が読んでも理解できるでしょう。そして、ごく自然に「だから、これが大切なのですよ」と言われると、すっと飲み込めてしまう。わかりやすい本です。社外取締役等のくだりは、ちょっとわかりにくいかな。

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2006年5月12日

プロフェッショナル・プレゼンテーション

土井 哲、高橋 俊介両氏の共著。高橋氏、両氏共にマッキンゼーの出身。現在、高橋氏は慶応大学の教授であり、大前研一氏の教育企業「ビジネスブレークスルー」の講師も務めている。土井氏は、INVENIO社の社長。

本書はプレゼンテーションの内容(論理及びスライド)の構築方法と、プレゼンテーションの実施の2章から成る。前半(といっても80%を占める)を土井氏が、後半を高橋氏が執筆している。

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2006年5月 3日

仕事2倍速 4つのルール

Working at Warp Speedが原題。「仕事を2倍速でしましょう」というよりも、「仕事を2倍速にせざるを得なくなったときには、こんなルールを念頭においておくといいですよ」という本。「Warp Speed」はあまり良い意味に使っていないのが面白い。

本書は、「ワープスピード」に陥ってしまった5人のチームが著者のプログラムに参加してきた、という構成をとっている。そして、15分の簡単なゲームを通じて、ワープスピードの渦中にいる自分たちがどういう状態になるのかを眺め、その脱出方法を述べる。

以下、本書から。

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